今週の一曲
「IT'S SHOWTIME!!」
B'z
|
>>>>> |
|
10枚中何曲知ってましたか? 曲名はわからないのに、サビとかイントロだけ知ってる曲が思いのほか多かった斎藤です。
そんなわけで今週は、なんかやたら再販した旧譜がチャートをにぎわしてるB’zさんが、コッソリ一緒に出した新譜「IT'S SHOWTIME!!」です。
TV朝日のスポーツ番組の統一テーマソングらしくて、耳にしたことはあったんですが、「あ、B’zさんの歌だ」って以上の感想はとくにありませんでした。
で、今回、CD買ってちゃんと聞いてみたんですが、これが…。なんと言っていいのやら。いつもの調子ではあるんですけどね。とくに詞がチョット…。ちょと長めですが、引用します。
♪灼熱への招待 ここじゃすべてがLive/見たこともない 自分に会える/オリジナルのアイディアで 主役を奪いとれ/世間を巻きこむ 渦を起こそう/悔いのない時間が流れて/痛みも忘れる It's
showtime!!
これ、どうなんでしょう!?
ある意味期待に応えてくれているとは思うんですが。
一言で言えば、ダサイ。
「灼熱への招待」とか「渦を起こそう」とかなり恥ずかしい。 B’zの特徴はずばりその“過剰さ“。稲葉氏のネットリ高音も、松本氏のギターソロもとにかくクドイ。なんだかとてもケバケバしいし。これ、好み分かれますよね。好きな人は好き、そうじゃない人はまったく、って。
B’z好きな人がぼくのまわりにいないせいか、いまいちファン像が見えないんですが、結構、そういうクドさというか、演出がしっかりなされたものが好きなひとなのかな、なんて思いました。
独特の世界観があって、お客さんからも、そのなかでの“キャラ”を求められて、自分でもそれを演じている─これって「ホスト」のイメージなんですよね。
だって、B’zって二人とも、セカンドバッグ似合いそうだとと思いません?
そんなわけでは、ぼくにはこのクドさにはイタさしか感じられないので、「IT'S SHOWTIME!!」は2点とさせていただきます。
それでは、また次回。
評者→斎藤 滋(24):一番好きな歌はスーパーカーの「Sunday
People」。言葉で激しく主張するのではなく、メロディ、アレンジ、詞が絡み合い、全体で“何か”を伝えてくれる曲が好きです。スガシカオの人の心の動きとシチュエーションを切り取る詞も好な一方、全盛期の小沢健二の暴力的なまでのキャッチーさにもひかれたりします。
|
バックナンバー
|