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2006年8月30日号(毎週水曜更新)
 

髪を切りすぎで賠償訴訟

 東京・歌舞伎町のキャバクラに勤める女性が希望に反して髪を短く切られたため、店での売り上げが減ったなどとして、都内の美容院に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が24日、東京高裁であった。大喜多啓光裁判長は美容院側に約25万円の損害賠償の支払いを命じた1審判決を支持、美容院側の控訴を棄却した。
 大喜多裁判長は「美容院側は女性が希望するカットの内容を十分確認しなかった」と判断した。
 大喜多裁判長は賠償額を30万円と認定。しかし、女性側が控訴しなかったため、1審通りの賠償額になった。民事訴訟法では控訴しなければ賠償を増額できないと規定している。
 判決によると、女性は平成16年4月、美容院で「巻き髪やアップができるような長さに」と依頼したが、短く切られ付け毛が必要になった。

[産経新聞(8月25日)より引用]


「髪は女の命」

IT系 平田 万貴(29歳)

誰でも1度は自分の思い通りの髪型にならなかった経験はあるはずで、些か大袈裟にも思えた今回の件。ただ今回の場合は容姿の美しさ=収入という職業であったために、裁判沙汰へと発展。やはり昔から言うように、髪は女の命−プロであれば細心の注意を払って頂きたいものです。

「髪はおんなの・・・」

医療関係 久田 優美子(26歳)

外見を使った仕事をしているからこそ、たかが髪とは言い切れないことなのでしょう。よかったですね。でもまあ、普段自分が美容院に雑誌の切抜きを持っていって、それと同じにはなったことはないのは、単にわたし自分の責任によることの方が多い気がします。

「髪は女の命」

派遣社員 前田 智美(26歳)

長年ロングヘアーの私には訴えた女性の気持ちはわかる。ましてや商売道具であるのなら、訴えたくなるくらい短くなった仕上がりには尚更ショックだったろう。しっかり意思疎通できる相性のあう美容師さんとの出会いは重要だな。

「話せばわかる問題では?」

印刷会社営業 高尾洋一(34歳)

基本的には店員と客の間のコミュニケーション不足が問題ではないかと。会話能力の低下を訴訟で補う社会というのは、あまりよろしくないですね。僕なんか「思い切り、バッサリ、うんと短くして下さい」と言っても、なかなか切ってもらえませんが(笑)。

 

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