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2003年2月5日号(毎週水曜更新)

視聴率46・9%!千と千尋

米アカデミー賞長編アニメ部門の有力候補と言われるなど国内外で高評価を受け、24日に日本テレビで初放送された映画「千と千尋の神隠し」(宮崎駿監督)の平均視聴率は46.9%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)で、劇場用映画として記録の残る68年10月以降の最高を記録した。瞬間最高視聴率は52.3%(午後11時)だった。

これまでの平均視聴率の最高は「キタキツネ物語」(79年8月10日・フジテレビ)の44.7%。 映画を制作したスタジオジブリ・鈴木敏夫プロデューサーの話 視聴率40%目標と聞いた時は、絶対に取れるわけないと思っていたので、今朝結果を聞いて本当にびっくりしました。これだけ多くの人に見ていただけたのは、大変うれしいです。

【編集長の目】
紅白の視聴率が下がり、「今は価値観の多様化の時代だ」なんて思っていたら、このニュース。集団って元々同じ方向に向きたがる?不景気と関係ある?いろいろ考えられる。うーん、人間の社会ってわからないけど、おもしろい。


「目で楽しめる作品」
葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(31)
宮崎さんの想像力は、ストーリーや作り込み方よりも、キャラクターの外見に表現されている部分が素晴らしい。この作品も八百万の神々を通じてその外見の面白さが伝わります。見るだけで楽しめるというのが、多くの層に受け入れられる要因なのでしょう。

「6千万人総リピーター」

ソフトウェア開発会社勤務 大石 誠(28)

放送は見ませんでした。映画館で3回も観ているので。映画なりテレビなりビデオなり、何度か見たくなってしまう気持ち、解る。1度では宮崎氏のメッセージを消化しきれないから。過去作も愛されてるけど、流行りで作品を作らないところが、魅力なんだろうな。

「みていないのは駄目?」

フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(26)

実はこの映画みたことがないのです。という話をすると、非難を浴びるのですが、今回の視聴率をから判断すると国民の半分以上は見ていなかったという。ヒット映画があると周囲から半ば強制的にみることを迫られるから、ちょっと嫌。わかってね、この気持ち。

「数字から感じる事。」
ポータルサイト勤務 高橋明彦(28)
確かに素晴らしい作品です。だけどだけど…極端すぎないか?この数字。猫も杓子もジブリに見入る日本…どこかにカオナシが…じゃなくズレを感じてしまうのは僕だけか?「不況の閉塞感」とキレイにまとめるつもりは有りませんが皆本当に疲れてるのかもしれない。

 

ニュース関心度合計(/20)

浅羽★★★★★
大石★★★★★
田中★★★★
高橋★★★★




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つまり二度、3点などをつけてはいけない。

<例>

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news1 5点 4点 9点
news2 3点 5点 8点
news3 1点 1点 2点
news4 2点 3点 5点
news5 4点 2点 6点


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