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2004年1月14日号(毎週水曜更新)

米産牛輸入再開には全頭検査

 訪米中の中川昭一経済産業相は8日、ゼーリック米通商代表部(USTR)代表と会談した。
 米国でのBSE(牛海綿状脳症)発生問題で中川経産相は「人間の命にも関わる問題で、米国での発生の事実関係や感染ルートの徹底究明など日本の消費者の不安を全部取り除く措置が必要」と指摘。米国産牛の輸入再開には、米政府が牛の全頭検査など日本並みの厳しい措置を導入することが前提との厳しい認識を示した。
 ゼーリック代表は「生産者はBSEで最も大事な消費国の日本市場を失わなうのではないかと心配している。輸入正常化に向けて協力していきたい」と述べ、現在、訪米中の日本の農水省の専門家調査団の受け入れなどを通じて、輸入の早期再開への環境作りを進めたい考えを示した。


[毎日新聞(1月9日)より引用]

【編集長の目】
怖い怖いBSEですが、日本でこれといった被害なくいられるのは、関係者各位の努力のおかげだと思います。今回は対米という事で微妙な駆け引き等もあるでしょうが、頑固厳しい態度を貫いてもらいたいですよね。


「熟練されたディフェンス」
システム開発会社勤務 大石誠(29)
日本での検査方法、発症事例についての情報提供を希望します。それをベースに米食品業界により、検査法が洗練されれば、第三国での発症時にも利用できるだろう。逆に、早期輸出回復が優先されて検査が疎かになる、なんて事が起きなければよいのですが…

「日本市場は甘くない」

大学職員 石井涼子(24)

米在住の友達曰くアメリカ人は気にせず自国の牛肉を食べてるそうな。脳や脊髄などの危険部位を避ければ人体への影響は少ないとも言われているけれど、高くても安全な肉を食べたい。日本は40億かけて全頭検査したのだから、同じ意気込みをみたいのです。

「一人暮らしの生活は?」

フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)

このままの状態では、吉野屋も危機的状況。思わず、吉野屋の牛丼を食べに行きました。しかし、松屋やランプ亭といったところは、どうなんでしょうか?牛丼チェーン店業界が変貌は、そのまま一人暮らしの男性の生活そのものに多大な影響を与えることでしょう。不安です。

「輸入ストップは当然」
大学院生 服部圭介(26)
未検査の米国産牛肉が入ってきては、多大な費用と労力をかけて行った全頭検査の意味がなくなってしまう。私はBSEが恐いからという理由でなく、こっちは全頭検査をしたという、そして簡単に米国に屈しないというプライドを守りたいが故にそう思うのです。

 

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