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2004年10月13日号(毎週水曜更新)

松屋「牛めし」半年振り再開

 大手牛丼チェーン「松屋」の松屋フーズは8日、中国産などの牛肉を使った「牛めし」の販売を今月13日から再開すると発表した。
 牛海綿状脳症(BSE)による米国産牛肉の輸入禁止で2月に販売停止後、限定販売で3月から4月にかけ一時復活したが、約半年ぶりの“本格復活”。価格は並で390円。一時復活した時と同価格で、中止前より100円高い。
 「すき家」も9月17日からオーストラリア産牛肉を使った牛丼を復活させており、吉野家など他の牛丼チェーンの戦略に影響を与えそうだ。
 牛肉は中国産を中心に、オーストラリア産と国産を合わせた。中国産牛肉は口蹄(こうてい)疫で生で輸入できないため、中国で加熱処理をする。瓦葺利夫社長は「味も良く、軟らかく、口当たりがいい。米国産と比べて遜色(そんしょく)はない」とPRしている。
 一方、最大手の吉野家ディー・アンド・シーの安部修仁社長は8日の記者会見で、米国産以外の牛肉で牛丼の販売を本格的に再開させることについて「全く考えてないわけではない」と述べ、選択肢として検討していることを明らかにした。


[産経新聞(10月8日)より引用]

【編集長の目】
BSEの問題は、普段何気なく食べていた牛丼について、消費者に考えさせる機会を与えてしまいました。「米産・豪産・中国産、どれが安全?大丈夫なの牛丼?」各社はこうした消費者の不安に答えなければならない。この状況下では、急いで牛丼を再開する事が得策ではないようにも思えたりします。


「牛丼愛ってすごい」
大学職員 石井 涼子(25歳)
あんな不健康そうな食べ物の発売中止、再開がここまでニュースになるなんて!米産じゃなくても美味しい肉たくさんあるのに米産にこだわるなんて!台湾に行ってまで吉野家にいくなんて!しかもそれを自慢してくるなんて!牛丼を愛していない私には信じられん。

「安心できますか?」

大学院生 服部 圭介(27歳)

米国産が無理だから中国産。個人的には後者の方が安心して食べられません。というのも、過去に中国産品に関しては、残留農薬や鳥インフルエンザ、ダイエット健康食品の被害など、あまり良いイメージがないからです。私のような臆病者は豚で十分なようです。

「根本的解決は?」

大学職員 前田 智美(24歳)

まだ米国産牛肉って輸入禁止だったんですね。牛丼が消えた当初は、「あー牛丼牛丼!!!牛丼が食べたい!!!」と騒いでいたくせに、半年もすりゃ牛丼熱もすっかり冷めておりました。肝心の米国のBSE問題そのものの解決はまだなんでしょうか。

「まだ道のりは長い」
ソフトウェア開発会社勤務 青木 泰子(31歳)
せっかくの再開だけど、中国産じゃあまりパッとしません。何となく安全面でも不安が残りますし。本格的な復活はまだまだ先のようですね。私は特に牛丼好きというわけではないのですが、「吉野家の牛丼」が再スタートした時こそ、牛丼復活と思える気がします。

 

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