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2005年3月2日号(毎週水曜更新)

逃げる警官 怒る総理

 22日午前の閣僚懇談会で、小泉純一郎首相が金属バットのようなものを振り回す男から警官が逃げ出した事件を取り上げて「警官が犯人に追われて逃げるような場面を(テレビで)見た。逃げるとは何事か。よく状況を精査して注意するように」と激怒する場面があった。
 事件は19日朝、東京都港区の通称お台場で発生した。薬物中毒の疑いがある男性容疑者(26)が交通事故を起こし、駆けつけた警官に「近づくな、殺すぞ」と怒鳴りながら金属バットのようなものを振り回した。無人のパトカーで逃げようとしたところを逮捕したが、取り押さえる過程で警官が容疑者に追いかけられる様子などが民放で放映された。
 村田吉隆国家公安委員長は「ご指摘のようなことがあればおわびしたい。指示を徹底したい」と陳謝した。


[毎日新聞(2月22日)より引用]


「怒ってる場合か」
大学職員 石井 涼子(25歳)
逃げたのは逮捕劇のほんの一部であって、その後に奪ったミニパトを静止させようとしたその行動は勇気あると思いました。逃げた警官怒るならば、逃げる総理も怒られますよ。イラクも年金も強行突破で逃げ切ってるし。余計な事に口出しをしない方が良いかと。

「恥ずかしいのは…」
大学院生 服部 圭介(27歳)
犯人確保後、警官たちが犯人に「全国放送されているんだぞ!恥ずかしくないのか!」と一喝していた。恥ずかしい姿を全国にさらしたのはどっちだよ…。あの警官たちが見せた弱い警官像が今後の犯罪増加を引き起こさないとは限らない。きちんと処分して欲しい。

「帝国男児は逃げるな戦え?」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(30歳)

そりゃ逃げるよ!(笑)警官だって「タダの公務員」で薬中毒の金属バット男と戦えるか?代わりに小泉さんが…と笑い話に終りそうだけど、俺はこの言動に戦時中の「男なら死んでも逃げるな!」と叫ぶ軍人が透けて見えた。…考えすぎか?

「組織としての責任」

iモードコンテンツ会社勤務 斎藤 滋(26歳)

ピンチにこそ真価が問われるとすれば、この対応(?)は最悪。逃げた警官個人ばかり、お説教を受けているけど、こういうシチュエーションでの対応を想定し、遭遇した時に実践できる程度に訓練・徹底しておかなかった、警視庁の甘さがぼくは気になります。

 

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