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2005年3月16日号(毎週水曜更新)

常任理事国枠拡大申し入れ

 国連安全保障理事会の常任理事国入りを目指す日本、ドイツ、ブラジル、インドの4カ国の国連大使が8日、アナン事務総長と会談し、今月末に発表する国連改革の「事務総長勧告」に常任理事国拡大を明記するよう求めた。
 4カ国の大使が一堂に会して事務総長と会談するのは昨年末以来4度目で、「勧告」発表を前に事実上最終の申し入れとなった。
 ただ国連筋などによると、事務総長は「勧告」で、国連の高級諮問委が昨年末に提言した(1)常任理事国6カ国増(2)準常任理事国8カ国新設−−の両案について明確に一方の案を支持することは避け、あくまで安保理拡大の必要性を訴えるのにとどめる見通しという。
 

[共同通信(3月9日)より引用]


「世界を引っ張る創造力」
大学職員 石井 涼子(25歳)
大学生でも4割がイラクの場所を知らないという日本が、世界の行く先を創造できる力を持っているのだろうか。自信がない。地位と権力に憧れ、平和という不可解な使命感を持って獲得したその先で“無能な日本”と言われぬよう。願わくば、立候補よりも推薦で。

「存在感ある国連のために」
大学院生 服部 圭介(27歳)
統一に向かうヨーロッパやアメリカ単独行動主義の台頭など、近年国連の存在感が薄れつつある。常任理事国の増加で国連の影響力が増せばいいが、反面、拒否権発動が増える可能性もある。拒否権連発で何も決められない国連にならぬよう、制度変更も必要だと思う。

「地位と名誉と義務と責任」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(30歳)

外務官僚にとって常任理事国は長年の悲願…らしいですがその覚悟が日本にあるだろうか?でも…この世界でひっそり暮らすには、僕らはイイ生活をしすぎで。後戻りできないなら、必要なのは米国と対峙できる「信念」か…と最近強く思いますね。

「バランス」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)

米のイラク攻撃により米が国連よりも力を持つことが証明されてしまった。各国が強すぎる米に発言力を持つためにも国連は機能すべきで、常任理事国増加がその手段になる可能性がある。ただ日本の理事国入りは、米の発言力を拡大することにならないだろうか。

 

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