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2005年3月23日号(毎週水曜更新)

島根「竹島の日」条例成立

 日本の竹島(韓国名・独島)をめぐり、2月22日を「竹島の日」と定める条例が16日、島根県議会本会議で賛成多数で可決、成立した。
 議会には韓国メディアも多数詰めかけ、採決は厳戒体制の中で行われた。日韓両国は国交正常化40周年の今年を「友情年」と位置づけ、交流を拡大させる考えだったが、韓国内で反日感情が高まるのは必至。「冷静な対応」を求める日本政府に対し、韓国政府は「何らかの対抗措置」を打ち出す方針で、日韓関係への影響は避けられない見通しだ。
 条例は、県議会の超党派の議員が提案。韓国が実効支配する竹島の領土権確立を目指した運動を推進し、国民世論の啓発を図るのが趣旨で、1905年(明治38年)に県が編入を公示した2月22日を「竹島の日」と定めるとしている。
 この日の採決では、議長を除く出席議員36人のうち33人が賛成し、2人が反対、1人が棄権。1人は本会議を欠席した。条例が公布されると、県には趣旨に沿った取り組みが求められる。竹島問題の啓発のための県民集会開催や、北方領土と同様、政府内に竹島問題担当の組織を置くことを求める活動などが検討されている。
 条例案の提案者の1人で、竹島領土権確立県議会議員連盟会長の細田重雄県議は「日韓友好は大切だが、日本の立場や主張を鮮明にする必要がある。国民に竹島問題が広く認識されるよう期待する」と話した。
 1999年発効の現行の日韓漁業協定では、島周辺には排他的経済水域を設けず、両国が共同管理する「暫定水域」とされた。だが、日本漁船が締め出されているのが現状で、漁業関係者の長年のいらだちも条例可決を後押しした。
 松江市の島根県庁付近では16日、県警が250人を動員して厳戒、議会棟入り口で職員が金属探知機を使って入場者をチェック。60の傍聴席を求めて市民や条例制定を求める市民団体メンバーら177人が列をつくった。
 記者席では韓国のメディア12社の20人が取材し、韓国日報の辛允錫(シン・ユンソク)東京特派員(42)は「韓国が実効支配しているのには変わりない。領有権問題と漁業問題を別次元で考え、話し合うという道もあるのでは」と述べた。
 

[読売新聞(3月16日)より引用]


「詳細情報がほしい」
フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(28歳)
多くの国民が冷めているように、私もなぜそんなことするの?と島根県議会に疑問をもってしまいました。竹島の海産物がどれだけ取れるか?漁業エリアがどれだけ広がって、経済効果がどれだけなのか?そのへんが知りたいです。良い関係を構築したいですね。

「冷静な対話を」
ソフトウェア開発会社勤務 青木 泰子(32歳)
歴史を振り返ると日本の領土だと思うのですがどうなんでしょう。韓国側の言い分がいまいち理解できません。いずれにしろ、解決にはお互いが限界まで歩み寄るしかないと思います。まずは、熱くなりすぎの韓国に冷静になってもらわないと何も始まりませんが…。

「鼠色が好きな政府」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)

他の政治問題を円滑に進めるためか、政府は口を揃えて「まあ、まあ、まあ」と蓋をしようとする。両国が漁業権を持っているのに一方が実質統治している矛盾を、これを機会に解決すればいいと思う。友好関係が大切なら、協議して歩み寄ることもできるはず。

「早急に第三者による調停を」

大学院生 服部 圭介(27歳)

教育の違いなのか国民性の違いなのか、韓国と日本の国民の対照的な反応に戸惑った。国民の関心の高さ比べであるとか、歴史的な証拠提示合戦だとかをしてもどんどん関係が拗れるだけ。早急に国際司法裁判所で白黒つけてもらうしかないのではないでしょうか。

 

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