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2005年4月20日号(毎週水曜更新)

新教科「キラリ」を新設

 文部科学省は12日、学習指導要領によらないカリキュラムを組む2005年度の研究開発学校として、12都府県の16件31校を新規指定した。30都道府県から66件の応募があり、指定された中には、小学校の教科として、地理科や歴史科を設けたり、表現力を育てる教科「キラリ」を新設したりする取り組みが含まれている。
 指定されたのは公立25校、国立4校、私立2校。
 地理科、歴史科の新設は東京都板橋区立板橋第六小。一部に中学校の学習内容を取り入れる。
 香川県綾南町立陶小の新教科「キラリ」は全学年に設定し、表現力を重視して、劇の創作などに取り組む。  

[共同通信(4月12日)より引用]


「表現力→国力」
フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(28歳)
日本人が自己アピールを得意になれば、もの凄い国力になると思います。自分の意思や意見を表現することは、生きていくことでとても重要です。小さいときから表現力を養うという方針には賛成です。しかし、誰が教えるか?という懸念がありますが。

「キラリと結果が出ればね」
派遣社員 前田 智美(25歳)
「ゆとり教育」でずっこけてしまったので、この新教科はどうか良い結果を生み出してほしいもの。具体的な授業内容としては、劇の創作などがあるそうです。一歩間違えれば寒い授業になってしまうので、子供たちも意欲的に取り組んでくれると良いのですが。

「学歴社会」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)

学歴社会システムが強力に作用する中で、有名校合格への手段が英数国中心で変わらないなら、科目を増やすことが受験と学校教育の隔離に拍車をかけないだろうか。進学しない道が開けるかもしれないが、進学するために塾が不可欠になるのも問題と思われる。

「応援したい試み」

大学教員 服部 圭介(27歳)

私の教えている大学でも、新入生の「表現力のなさ」が目立ちます。自己紹介をさせても、まっすぐ立てない、声が小さい、名前だけ言って他に何も言えない…など。せっかく勉強したinputも、表現のoutputが疎かでは意味がない。こういう試み、応援したい。

 

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