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2005年5月25日号(毎週水曜更新)

児童相談所職員、7割が親から暴力

 児童虐待などへの対応で児童相談所の職員が、親から暴力を受けるケースが、全国の主な相談所の7割であったことが厚生労働省の調査でわかった。
 暴力を受けないまでも身の危険を感じたというケースは9割にのぼり、対応の難しさが浮き彫りになった。
 調査は、全国182の相談所のうち、各都道府県と政令市1か所ずつ、計60か所を対象に行った。
 それによると、2001年〜03年の3年間で、児童虐待に絡んで職員が家庭訪問や子供の一時保護をした際、その子の親に職員が殴られたり、胸ぐらをつかまれたりした暴力事例は、43か所で139件。職員が身の危険を感じた事例は56か所で658件だった。
 相談所の多くは、家庭訪問や親への指導の際には職員が複数で対応している。それでも、「虐待をしつけと言い張ることも多く、親の意向に反して子供を一時保護する際は、トラブルになりやすい」(厚労省虐待防止対策室)という。
 03年度、44か所で、子供を保護する際などに警察へ援助要請を行っていた。  
 

[読売新聞(5月20日)より引用]


「もっと
ポータルサイト勤務 高橋 明彦(30歳)
確かに相談相手が「問題を抱えた人」なのは容易に想像できるし…加えて通常でも難易度の高い「子供を保護」するという危険度も高いキツイ仕事。使命感と意義のある仕事で頑張る彼らに、もっと地位と名誉と「安全」を、国が補償してあげて欲しい。もっと。

「警察の積極的な対策を!」
派遣社員 前田 智美(25歳)
児童相談所と警察間の連携はどこまでとれているのだろう?虐待や家庭内暴力は立派な犯罪なのだから、警察がもっと積極的に動くべきなのでは?児童相談所の職員の身の安全を守ることもできないのに、虐待されている子供たちを守ることができるのだろうか?

「他にいない」

サッカー新聞勤務 斎藤 滋(27歳)

親こそが、子供の最大の庇護者。PTA等が騒いだことで、体罰に対して厳しい目が向けられて、教師の暴力はかなりなくなった。でもその親の暴力に対しての抑止力は?実質、誰も止められない。基本的に、親以外に殴る資格がある人はいないとも思っていますが。

「警察の協力を」

大学教員 服部 圭介(27歳)

「暴力を振るう人間が何かを奪おうとするのを阻止する」よりも、「暴力を振るう人間の持ち物を奪う」方が遥かに難しい。前者は警察官のお仕事、後者は児童相談所のお仕事です。物言えぬ子供を本気で守りたいと思うなら、警察官も協力するべきです。

 

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