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2005年5月25日号(毎週水曜更新)

「芸術テロリスト」大英博物館にニセ壁画

 今年3月、メトロポリタン美術館などニューヨークの4つの美術館に自作を勝手に展示した英国人画家「バンクシー」が、今度は、大英博物館に、古代人がスーパーマーケットのカートを押しているニセモノ壁画をこっそり展示した。
 この壁画は、「狩りに出かける古代人」の題で、今月16日に「古代ローマの英国」展示室に許可なく置かれ、18日まで3日間、だれにも気づかれずに展示されていた。
 大英博物館スポークスマンは「他の展示品と調和していた。タイトルの付け方も本物そっくり」と、“見事”な手口に脱帽のコメント。
 「芸術テロリスト」と呼ばれる「バンクシー」の事務所は本紙に対し、「大英博物館が私の作品を常設展示すれば、壁画の面白さがわかってもらえるはず」と本人の声明を伝えた。
 

[読売新聞(5月21日)より引用]


「芸術をもっと楽しく。
ポータルサイト勤務 高橋 明彦(30歳)
面白いですね。特に最近の「芸術分野」って報道も話題もすべて堅すぎて枠にはまった感じがする。芸術ってもっと時代をぶっ壊して名を成したり、自由で適当で勢いがあって単純に面白いもんだと。もっとこういう型破りな人や報道が日常的に起きてしかるべきと。

「いたずらですめばいい」
派遣社員 前田 智美(25歳)
「こっそり自分の作品を展示する」その手口が気になります。日本でもやってくれないかなぁ〜、と期待してみたり。ただ、「芸術テロリスト」という呼称は物騒なので、「いたずら芸術家」くらいにしておいた方がよいのでは?

「こういうのは、アリ」

サッカー新聞勤務 斎藤 滋(27歳)

こういうユーモアある方法で自分の実力を知らしめるのは、面白いですよね。いたずら感覚。みんなが明るく笑える。まぁ警備担当者には、大目玉が飛んだんでしょうけど。ただ、だからこそ、あまり権威への反抗を前面に打ち出すのは、かっこわるいかな、とも。

「責められません」

大学教員 服部 圭介(27歳)

この人の気持ち、痛いほどよくわかります。私も小学校低学年の頃、学校の図書室に自分の描いたへたくそな漫画を忍ばせたことがあります。それも何度か。犯罪には変わりないのだけど、この少年のいたずら心いっぱいの犯人を責めることができません。

 

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