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2005年6月8日号(毎週水曜更新)

進む高齢化

 政府は3日、2005年版「高齢社会白書」を発表した。65歳以上の高齢者人口は2004年10月1日現在、2488万人で、総人口に占める比率(高齢化率)は19・5%となり、ともに過去最高を更新した。
 高齢化率は2015年に26・0%、2040年には33・2%に達すると見込まれている。
 2004年10月1日現在の総人口は1億2769万人で、前年同期と比べ6万7000人(0・05%)増加したが、増加数、増加率とも戦後最低だった。一方で、65歳以上の高齢者人口は、前年同期と比べ57万人(2・3%)も増えている。
 日本の高齢化率は、1950年には4・9%だったが、その後増加を続けている。予測では、高齢者人口は2020年まで急速に増加した後は安定するが、総人口が2006年をピークに減少するため、2040年には国民の約3人に1人が高齢者となる。
 労働力人口に占める65歳以上の高齢者の割合は7・4%だった。1980年の4・9%から増加を続けており、2015年には11・0%に達する見込みだ。
 年金・医療・福祉などの社会保障給付費のうち、高齢者関係給付費は約58兆円(2002年度)で、全体の69・9%を占めている。
 

[読売新聞(6月3日)より引用]


「高齢化よりも
ソフトウェア開発会社勤務 青木 泰子(32歳)
高齢者が増えるのは仕方ない。それよりも、少子化によって高齢者を支える若者が足りなくなることの方が不安です。加えて、若者が自分たちに付いた希少価値にあぐらをかいて、どんどん勉強しなくなっていくことも、日本の将来にさらに深刻な影響を与えそう。

「まだ実感できない?」
派遣社員 前田 智美(25歳)
「高齢化社会」と一言でいいますが、これってエスカレートすればする程「文明の衰退」につながり、最終的に「人類滅亡」へと行き着いてしまう、まさしく「世も末」な現象ですよね。もう少し世間に危機感があってもいいと思うのですが。私ネガティブすぎ?

「高齢化歓迎」

大学教員 服部 圭介(28歳)

年金や社会保障など「制度上の」問題点はあるものの、高齢化社会が良くないという「倫理的な」根拠は見当たらない。「お年寄りが増えること」を「人口が減ること」と一緒くたに論じて「問題だ」とする最近の社会的風潮にはいつも疑問を感じてしまいます。

「田村正和は60代 」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(30歳)

しかし東京では現実感の無い数字ですね。今の老人は慎ましやかですが…問題は俺らの老後。やっぱり隠れるのか?それとも高見沢さん(50代)ばりに前に出るのか?元気老年が増えると日本も元気に…って、これって新しい少子化対策になるかも!(笑)

 

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