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2005年9月28日号(毎週水曜更新)

イラク反戦広告、全米15紙に掲載

 「彼らがうそをつき、彼らが死んだ」。22日付の米ワシントン・ポストなど全米15紙にイラク反戦団体「ウィン・ウィズアウト・ウォー(戦争なき勝利)」のイラク戦争反対を訴える見開き2ページの広告が掲載された。
 24日にはイラク反戦の象徴的存在となったシンディ・シーハンさんも加わり、ワシントンで大規模な反戦集会が予定されている。ブッシュ大統領は22日、イラクからの米軍撤退を求める反戦運動を「彼らの立場は間違いだ」とけん制したが、AP通信によると、反戦団体は100万ドル(約1億1000万円)を反戦広告に投入、支援の輪を広げる方針という。
 新聞広告は左面が「彼らがうそをついた」という見出し。ブッシュ大統領、チェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官、ライス国務長官の写真の下に「(大量破壊兵器の)ありかを我々は知っている」(ラムズフェルド国防長官)、「我々は大量破壊兵器を発見した」(ブッシュ大統領)など過去の発言録を引用、現実とのかい離を印象付けている。
 右面は「彼らは死んだ」と題する広告で、9月12日時点でイラクで死亡した米兵1900人弱の氏名が掲載され、「大統領、あと何人死ねばいいのか」と投げかけ、「ブッシュ大統領にイラク戦争をやめさせたい」と訴えている。  
 

[毎日新聞(9月23日)より引用]


「アメリカ人は生真面目」
サッカー新聞社勤務 斎藤 滋(27歳)
あれだけ支持されたイラク攻撃も引っ込みつかずに続けるから、今度は10万人規模の反対デモ。アメリカ人はいつもやりすぎる。激しいゆり戻しの連続。“合理的”な人々ゆえに、とことんまでやってしまうからだろうな、と。本当に、中庸ということを知らない。

「効果的な訴え方」
派遣社員 前田 智美(25歳)
訴えているのが米国兵の犠牲者のみ、というのは寂しい。対するイラクでは、兵士だけでなく多くの一般市民も犠牲になっているのに。まぁ、大統領にイラクの犠牲の様子を訴えても何も効果はないと見通してこういった形になったのでしょうけど。

「戦争の後味は」

大学教員 服部 圭介(28歳)

湾岸戦争で勝利しながらも後に国民からの支持を失った親ブッシュのように子ブッシュもなってしまうのかもしれない。戦争というものはその最中は指導者の支持に沸くが、終わってみると勝っても負けても後味が悪い、そんなものなのかもしれない。

「声は「力」になるのか?」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

簡単に「撤退」できるならブッシュだって撤退したいだろうに…許されない現実のしがらみ。そして反戦の声。声だけで、戦争は続く。まるでバランスを取るためだけに空しく響くのは僕だけか?実行力の無い叫びを続ける行為のカロリーは意味があるのか。。深く重い疑問です。

 

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