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2005年11月16日号(毎週水曜更新)

運転室に息子入れクビ

 東武鉄道の30歳代の運転士が、長男(3)を約4分間、運転室に入れて乗務したとして、同社が懲戒解雇を決めたことに対し、同社には10日夕までに、「処分が厳しすぎる」などと抗議する電子メールや電話が計約430件相次いだ。
 同社は「重大な規則違反で解雇の方針は変えない」としている。
 東武鉄道によると、同日、この問題が報じられてから電子メール約240件、電話約190件が寄せられ、大半は「けじめが必要なのはわかるが解雇は厳しすぎるのではないか」「子どもが成長して自分のために父親が職を失ったと知ればショックを受ける」など、解雇の取り消しを求める意見だったという。
 同社の懲戒処分は、〈1〉解雇〈2〉職級降下〈3〉停職〈4〉減給〈5〉けん責――の5段階。どんな行為がどの処分にあたるか明確な基準はなく、寝坊で運行が遅れたら減給やけん責など、その都度、判断しているという。最近では伊勢崎線竹ノ塚駅近くの4人死傷踏切事故で起訴された踏切保安係や、車止めを越えて民家の敷地に突っ込んだ回送列車の運転士が懲戒解雇された。  
 

[読売新聞(11月11日)より引用]


「サラリーマンの心得」
サッカー新聞社勤務 斎藤 滋(27歳)
厳しい、確かに厳しい。しかし、違反は違反。しかも、かなり裁量の幅の広い罰則規定。結局、我々サラリーマンは、スキを与えてはいけないのですね。いかに雇い主にスキを与えないか、ということを常に考えながら日々の仕事をしていかないと。ポイ捨てですよ。

「時代に流された判断」
大学職員 石井 涼子(26歳)
東武鉄道の踏み切り事故、福知山線の脱線事故、昨今の鉄道業界のピリピリしたムードの中での規約違反。5年前は許されていたものが許されない世の中なのですね。大学も10年前は学生がピラミッドの一番下だったのに、少子化の今、学生はお客様。一番上です。

「何様のつもりか!?」

フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(29歳)

クレームをする人々には何の権限がないし、株主でも無い限り経営に口出しはできないわけです。サービス云々は利用者としてどんどんクレームすればいいんです。もっと事業の公共性と、営利企業の自由経営の区別をした上で、もっと合理的な行為をしてほしいです。

「重い?軽い?」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

会社としては「当然」と言ってもいいかと。先般の電車事故を例に取らなくても解る。一瞬はいいかな?と思うけど、これが飛行機だったらみんな許さないと思うし。程度の問題ではなく、命を運ぶ職務という自負の問題。会社にとっても譲れないでしょうね、ここは。

 

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