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2005年11月16日号(毎週水曜更新)

本田美奈子さん死去

 6日に急性骨髄性白血病のため38歳で亡くなった歌手本田美奈子.(ほんだ・みなこどっと)さんの通夜が8日、埼玉県朝霞市の朝霞市斎場で営まれ、西田敏行ら参列者は1200人を数え、一般ファン1500人を合わせると約2700人が弔問に訪れた。水を飲むのも厳しかった壮絶な闘病生活も明かされた。葬儀・告別式は今日9日午前10時から同所で行われる。
 斎場には長い弔問の列ができた。白と紫のコチョウランで埋められた祭壇には、笑顔の遺影が飾られた。今年1月に入院する直前の昨年11月、05年のカレンダー用に都内のスタジオで撮影された。本田さんが気に入っていた1枚だった。
 斎場内に遺作のミニアルバム「アメイジング・グレイス」に収録された本田さんの歌声が流れる中、喪主の母美枝子さん(64)と妹律子さん(34)が焼香に立った。11カ月の闘病生活で本田さんを励まし続けた2人は泣き崩れ、焼香台で手を合わせるのがやっとの状態。痛々しい姿が参列者の涙を誘った。斎場の外に、ファンのために祭壇と同じ遺影が飾られた「お別れ所」が設けられた。献花して遺影に手を合わせ、遺影を写真に収める人もいた。20、30代の男性を中心に1500人のファンが献花後も残り、本田さんの最後の夜を見守った。
 この日、本田さんが病床にいた3月5日に書いた「笑顔」と題された詩が公表された。つらい治療が続き、苦しい闘病生活のさなか。「みんな、みんな、笑っている顔が素敵」で始まり「笑顔がいちばん」と、落ち込みそうになる心を鼓舞するようにつづっている。
 ひつぎには大事にしていたコアラの縫いぐるみと、ファンからの手紙が入れられた。法名は「釈優聲(しゃくゆうしょう)」で、人の心を癒やす優しい歌声という意味。弔問客は親友の南野陽子ら1200人を超えた。生花も芸能プロ、テレビ局、レコード会社から700本を数え、夕方のテレビ各局のニュースで通夜の模様が生中継された。芸能界が本田さんに弔意を表した一夜だった。
 

[日刊スポーツ(11月9日)より引用]


「芸能人の冠婚葬祭」
サッカー新聞社勤務 斎藤 滋(27歳)
結婚式は芸能人本人にとっては一つの商機。ジミ.派手それぞれ戦略もあるでしょう。でも、葬式は参列者にとっての露出のチャンス。だから、往々にして参列者多数に。まぁでも結局、葬式って参列者のためのものですからね。本人不在でのイベントなのですから。

「まだまだ生きたい」
大学職員 石井 涼子(26歳)
彼女の人気をリアルタイムに感じていない。だから彼女の死は一つのニュースに過ぎないと思っていた。が、頭のどこかが同じ病気で21歳で亡くなった友人の儚い人生を思い起こさせる。短い命、明日は我が身かも、そう思うと一人で寝るのが怖くて泣いた。

「かわいそう、以外の視点で」

フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(29歳)

自分が白血病になったら。本を書く、周囲にあたる、好きな人に告白する、海外旅行にいく、ブログを開設する。こんなことを書けるのは、自分の心の中に「まさか白血病にはならないだろう」と楽観的に考えているからである。マスコミは本田さんの絶望感をもっと伝えて欲しかった。

「長く生きると…」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

多くの人の命を突然脅かす白血病。発症率は10万人に5人程度、アンディフグ・夏目雅子さん・渡辺謙さんもそうだったと記憶しています。長く生きると有名な人が倒れ、これからもそんな報道を多く聞くかと思うと、悲しい気持ちになります。本田美奈子さんの冥福を祈ります。

 

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