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2006年4月19日号(毎週水曜更新)

スイス、新たな観光誘致策

 スイス政府観光局は、6月9日から隣国ドイツで開催されるサッカー・ワールドカップ(W杯)開催期間中に、サッカー漬けとなるパートナーの傍らで退屈するだろう女性をターゲットとした観光キャンペーンCMを制作した。5月からスイスのほかフランス、ドイツで放映する。
 「女性のみなさん」という呼び掛けで始まるこのテレビCMでは、がっしりした農業従事者やセクシーな車掌、健康的な登山家、小粋な身なりの船舶従業員、筋骨たくましい林業の男性などが登場。彼らの映像を背景に「この夏W杯から抜け出して、サッカーよりあなたにもっと時間を費やしてくれる男性がいる国に遊びに来ませんか」というメッセージが流れるという。最後は牛乳を搾る2005年「ミスター・スイス」が締めくくる。
 スイス政府観光局の広報担当者は「男性たちがテレビの前でW杯観戦に夢中になっている間、サッカーに興味のない人々、特に女性にスイスに来てもらおうというちょっと変わった観光客誘致キャンペーンです」と説明している。  
 

[ロイター(4月11日)より引用]


「日本の観光」
大学教員 服部 圭介(28歳)
第三次産業へ産業転換が進むにつれ、観光産業がより重要になっています。スイスのこの観光PR、素敵ですね。日本は今、海外旅行する人が海外から来る人の4倍もある。良い伝統と文化というコンテンツがあるのですから、日本もPRに努力してもらいたい。

「関係悪化は否めない」
葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)
W杯にのめりこむ男性にうんざりして観光旅行って、ある意味報復措置のような気もします。お互いの好きなことを認め合う器量があれば、それぞれ楽しんでいけるのでしょうけど、そんな関係なら、そもそもW杯にのめりこむ男性にうんざりしないのでは。

「欧米人センスだ」

大学職員 石井 涼子(26歳)

こういうマーケティングセンスは日本にはない。日本なら必ず「二人で楽しむW杯」というコピーですよね。せっかくW杯を逃れてスイスに行ったはいいけれど、スイスの街のあちこちでW杯で大盛り上がりしていたらガッカリですよ。そこのところ大丈夫かしら。

「隣の国の正しい対策」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

面白い切り口だなあ、と。「逆張り」のマーケティングですね。大きな事件があった時にアニメを流す「テレビ東京」のような潔さを感じます。日本でも「脱W杯キャンペーン」…ありですね。サッカーの話題が禁止の飲み屋とか(笑。皆がサッカー好きって訳でもないですからね。

 

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