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2006年4月19日号(毎週水曜更新)

宇宙人を探す巨大光学望遠鏡が完成

 米Planetary Society(惑星協会)は11日(現地時間)、地球外知的生命体の探索(SETI: Search for Extraterrestrial Intelligence)を専門的に進める、口径72インチ(約1.8メートル)の光学望遠鏡が、米国マサチューセッツ州のハーバードにあるオークリッジ天文台(Oak Ridge Observatory)で完成したことを発表した。
 Planetary Societyではこれまで、SETIを実施する上で、宇宙から受信した信号データを世界中の登録ユーザーがインターネット上で結ばれるグリッドコンピューティング技術にて解析する「SETI@home」を始めとした、電波望遠鏡を活用するプロジェクトで主に進めてきたという。
 しかしながら、新たにオークリッジ天文台には北米最大のSETI専用光学望遠鏡が設置されるに至って、地球外知的生命体が発するレーザー光線などの検出を目指しつつ、SETIが進められるようだ。Planetary Societyのサポートを得て、米ハーバード大学のPaul Horowitz博士が率いる研究チームが建設した新光学望遠鏡は、すでに11日よりSETI専用の観測活動を開始しており、観測は年中休むことなく継続されるという。
 Planetary SocietyのExecutive DirectorであるLouis Friedman氏は「これまで数十年に渡って、宇宙人からの(電波)信号データに耳を傾けることへ努力が払われてきた。いよいよ今後は、宇宙人が発する(光)信号を目でとらえることへも努力を払うことが同時に可能になる」とコメントした。
 今回の発表にあたっては、もしも本当に地球外知的生命体が存在し、地球に向けてレーザー光線などを発して交信を試みようとすれば、星からの光とは区別して検出することが可能となり、電波信号データよりも発信源を特定しやすいとする複数研究者の見解も紹介されており、今後の発見には大きな期待がかかっている。  
 

[PCWEB(4月12日)より引用]


「懐深いねぇアメリカ」
大学教員 服部 圭介(28歳)
こういった「一見役に立たなそうだけども、とにかく面白そう」なことに大金をつぎ込めるアメリカ(人)の懐の深さは、僕は大好きです。実は私たちの今の現代的生活だって、そういった好奇心に投資できる懐の深さが作り出してくれたものなんですもんね。

「」
葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)
宇宙人の存在を否定することは、海中生物が地上生物の存在を否定すること、マーシャル諸島の住民が他の大陸の存在を否定することと似ている。でも、人の理解や認識の範囲内でなければ、存在を証明したことにならない。だから宇宙人はいつまでも胡散臭い。

「面白くなってきた」

大学職員 石井 涼子(26歳)

SETI@homeを最初に聞いたときは、新興エイリアン探索集団の変な企画かと思っていたけれど、徐々に学際的な匂いがしてきました。ぞくぞくします。一部の研究者だけでなく、自分のPCを介して一般人もこのプロジェクトに参加できるところがなんともいいですね。

「元気望遠鏡」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

昔っから業界では話題でしたね、SETプロジェクト。皆のパソコンの隙間を使って、宇宙人を探るデータを分析しよう…という「オラに元気を分けてくれ」的発想。面白い。たとえ宇宙人は見つからなくても「力を結束して」思想はもっと活かせるような気がいます。いろんな形で。

 

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