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2006年6月21日号(毎週水曜更新)

ビル・ゲイツ氏、経営の一線から引退へ

 米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長兼最高ソフト設計者(50)は15日、2008年7月に経営の第一線から退くと発表した。
 その後も会長職にはとどまるが、日常業務からは身を引き、メリンダ夫人と設立した慈善団体「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ基金」の会長としての活動に専念する。
 マイクロソフトは同日付でゲイツ氏が兼務していた最高ソフト設計者にレイ・オジー最高技術責任者(CTO)を充てるとともに、「最高研究戦略責任者」を新設し、クレイグ・マンディCTOを充てた。
 ゲイツ氏引退後は、スティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)を中心に、オジー、マンディ両氏が技術・開発を担う新体制に移行する。今後2年間かけて権限委譲することで経営、開発体制の円滑な継承を図る。  
 

[読売新聞(6月6日)より引用]


「人生50年」
IT系 平田万貴(29歳)
「これは引退ではなく、私の人生の優先順位の組み換え」と語ったゲイツ氏。戦国時代では人生50年といわれていたのだから、50歳となるこの年に現役から慈善活動に比重を置き換えるのはいいことで、世界の資産家にもこれを見習って頂きたいですね。

「過去のカリスマはいらない」
大学院生 田中 教之(30歳)
確かに、ビル氏の経営手法はちょっと鮮度が落ちたような気がしますので、この辺で引退するのが一番良いんでしょうね。さすが世界の経営者。引き際を知っておられます。日本の経営者も見習って欲しいです。長ければいいというもんでもないですしね。

「慈善か偽善か・・・」
派遣社員 山本 貴子(31歳)
この団体、昨年はワクチン予防接種世界同盟(GAVI)へ、7憶5000万ドルもの寄付をしたとの事。税金対策なのかと勘ぐってしまう、イヤラシイ人間がここに一人。私みたいな人間も居るので、自らが動いている姿を見せて欲しいです。

「アメリカの社会風潮」

大学教員 服部 圭介(28歳)

「50歳そこそこで引退→慈善事業に専念」とはまさしくアメリカの理想のフィランソロフィストぶりですね。多く稼いだ者が慈善事業に取り組むことに社会的賞賛が与えられるアメリカの風潮。「稼ぐが勝ち」なんて言う奴には So what? 素敵です。

 

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