米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長兼最高ソフト設計者(50)は15日、2008年7月に経営の第一線から退くと発表した。
その後も会長職にはとどまるが、日常業務からは身を引き、メリンダ夫人と設立した慈善団体「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ基金」の会長としての活動に専念する。
マイクロソフトは同日付でゲイツ氏が兼務していた最高ソフト設計者にレイ・オジー最高技術責任者(CTO)を充てるとともに、「最高研究戦略責任者」を新設し、クレイグ・マンディCTOを充てた。
ゲイツ氏引退後は、スティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)を中心に、オジー、マンディ両氏が技術・開発を担う新体制に移行する。今後2年間かけて権限委譲することで経営、開発体制の円滑な継承を図る。
[読売新聞(6月6日)より引用]
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