日本の父が子供と一緒の時間は3.1時間 |
日本の父親が平日に子どもと過ごす平均時間は3.1時間で、タイや米国など6カ国のうち韓国に次いで低いことが、国立女性教育会館の実施した「家庭教育に関する国際比較調査」で分かった。母親は7.6時間と6カ国中最長で、子どもとの接触時間の父母の差は4.5時間で最大。食事の世話をする父親の割合も10.1%で各国中最も低く、家事や育児が母親に偏りがちな傾向が鮮明に浮かんだ。
調査は12歳以下の子どもと同居する日本、韓国、タイ、米国、フランス、スウェーデン各国の親約1000人ずつを対象に昨年3〜6月に面接して行った。
日本女性学習財団がほぼ同じ内容について94年に実施した調査(フランスの代わりに英国が対象)では、日本の父親が平日に子どもと過ごす時間は3.3時間で6カ国中最低で、今回さらに0.2時間減った。韓国が今回2.8時間だったため最下位は免れたが、5.9時間と最も長いタイのほぼ半分程度だ。
94年に比べ、「子どもと接する時間が短い」と悩む父親は27.6%から41.3%に増えており、同会館は「子どもにもっと接したいのにできないという意識の表れ」と受け止めている。
また、子どもを狙った犯罪の続発や生活苦を反映してか、子育ての悩みや問題点として「子どもの身の安全」を挙げる親が33.8%から46.9%に増加。経済的援助を求める親も31.0%から48.5%に増えた。
しつけの面では5歳で「行儀よく食事ができる」割合が日本69.3%、韓国70.8%で、9割前後の他の4カ国に及ばなかった。「日常のあいさつができる」割合も日本は83.0%で最も低かった。15歳で「マナーを守ることができる」も9割台の各国に比べ日本は85.8%と最も低く、同会館は「全体的にしつけの達成度や子どもの自立が低い傾向が見られる」と分析している。
[毎日新聞(8月1日)より引用]
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「時代は変化している」 |
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IT系 平田 万貴(29歳)
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一頃昔の日本では、子は親の背中を見て育つなんていうのが日常だったが時代は変化して現代日本では親の背中じゃ子供は育たないという傾向にあるようだ。これだけ豊かになった日本なのに子供のしつけ、モラルの低下などが目立つのは悲しいことですね。家族で過ごす時間を大事にして欲しいものです。
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「以前より変わってきた父親感」 |
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医療関係 久田 優美子(26歳)
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私が関心を引いたのは1位が韓国であることより、「子供に接したい」と感じている父親が以前より増えていることですね。育児はどうしても女性に偏ることは仕方ないことだと思いますが、せめてそう思うことから次第に行動に移せるように変わることを望みます。
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「学校で教わらないこと」 |
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派遣社員 前田 智美(26歳)
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最近、親子間のトラブルによる残虐な事件が目立っているだけに、この調査結果は深刻。悩んではいても、現実的に対応する術もなく試行錯誤なまま子育てをしている父と母が多い今、「子育て」に関する教育をきちんと確立する必要性を強く感じる。
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「両親がいなくても」 |
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大学職員 石井 涼子(27歳)
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アニメ「私のあしながおじさん」のジュディーは寄宿舎育ち。温かい先生と寮母、その他大勢の大人に囲まれ、彼女は道徳を知った。小学校の頃見たこのアニメの世界観が忘れられない。子どもの成長は両親が何時間育児に専念したかで決まるものではないと思った。
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