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2006年9月20日号(毎週水曜更新)
 

松本被告死刑確定

 地下鉄・松本両サリン、坂本堤弁護士一家殺害など13事件に問われ、1審で死刑判決を受けたオウム真理教の麻原彰晃こと松本智津夫被告(51)について、最高裁第3小法廷(堀籠幸男裁判長)は15日、控訴趣意書の未提出を理由に控訴を棄却した東京高裁決定を支持し、弁護側の特別抗告を棄却する決定をした。
 特別抗告の棄却決定には不服申し立てはできないことから、松本被告の死刑が確定した。27人が犠牲になった未曽有の事件を引き起こした「教祖」の裁判は初公判から10年5か月を経て終結した。
 決定は、堀籠裁判長、上田豊三、藤田宙靖、那須弘平各裁判官による全員一致の意見。決定文は同日午後3時半すぎ、東京拘置所の松本被告に送達された。1審で死刑となった被告の控訴審が手続き上の理由で打ち切られ、確定するのは、最高裁に統計がある1966年以降初めて。

[読売新聞(9月15日)より引用]


「求む、人間宣言」

医療関係 久田 優美子(26歳)

「訴訟能力がない」という苦し紛れな点から切り崩したかった弁護側だが、結果としてこんなにも長い年月をかけた弁護側に責任があると言わざるを得ません。むしろ死刑を逆手にとった信者によって、彼が神格化されてしまうかもしれないことが今一番怖いですね。

「判決まで時間かかりすぎ」

派遣社員 山本 貴子(31歳)

今回死刑となったが、裁判が長く判決が軽い日本の法律。加えて、被害者の人権より加害者の人権が擁護されるのも疑問である。話は逸れたが、被害者の方々の気持ちがこれで収まったとはとても思えない。広い意味での、法改正を施行して欲しい。

「たくさんの問題提起」

派遣社員 前田 智美(26歳)

カルト宗教による犯罪の中でも、サリン事件は特に異質だ。長すぎる裁判を経てこのまま松本被告が死刑になってハイおしまい、というわけにはいかない。カルト宗教に関する事、裁判制度に関する事、事件報道に関する事、問題を今しっかりと受け止める時だ。

「結末も憎い」

大学職員 石井 涼子(27歳)

やはり腑に落ちない結末になった。彼の声を聞きたい。理由を聞きたい。できることなら彼が語り始めるまで刑の執行を保留にしたいとも思うが、そんなのは甘い考え。何も語らずに人々を悩ますのが彼の策略なのかも。悔しがる私たちを心の中で笑ってるのかな。

 

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