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2002年1月8日号(毎週水曜更新)

紅白歌合戦VSイノキ

昨年大みそかのNHK「第53回紅白歌合戦」(後7・30〜11・45)の総合テレビの視聴率が2日、ビデオリサーチから発表された。関東地区の第2部(後9・30〜11・45)は3年連続で50%の大台を割る47・3%。昨年の48・5%を1・2ポイント下回り、紅白史上ワースト2位。同時間帯にTBSが放送した「イノキボンバイエ2002」(後9・00〜11・24)は、紅白の裏番組として歴代2位の16・5%を記録した。

前回、長い歴史上初めて2年連続の50%割れを記録した「紅白」。その“低落傾向”に歯止めはかからなかった。

第2部の視聴率47・3%は、2部構成を初めて導入した89年の47%に次ぎ、ワースト2位の数字。3年連続の50%割れは、国民的番組を自負する「紅白」にとって物足りない結果となった。

第1部(後7・30〜9・25)の視聴率は37.1%。こちらも昨年(38・1%)を1ポイント下回り、2部制導入の89年以降、下から3番目の数字だった。

NHK関係者は、地上波に加えて衛星放送、ハイビジョンでの視聴層が増えたことを視聴率低下の要因に挙げている。この日、天海修一芸能番組部長は「衛星、デジタルハイビジョンなど各波トータルでは相当数の方にお楽しみいただいたと考えております」とコメント。デジタルハイビジョンで初めて実施した「お茶の間審査員」制度で、4万5000人を超える視聴者が審査に参加したことを挙げ「これからのデジタル時代における紅白の可能性が見えてきた」とも話した。

元日までの電話反響は昨年より501件多い2460件に達し、中継で生出演した中島みゆきの「地上の星」、平井堅の「大きな古時計」に対し「感動した」との声も数多く寄せられたという。

なお、関西地区の視聴率は第1部が39%、第2部が48・6%。こちらも昨年よりそれぞれ3・3、1・6ポイント下がった。第2部は歴代ワースト3位の数字だった。

【編集長の目】
チャンネルを変えながら両番組共見ていたんですが、番組の内容的には紅白が勝っていたと思いました。制作側のいろいろな試行錯誤に好感がもてます。なんだかんだいって紅白強し。


「この枠、意外に穴場です。」
iモード公式サイト勤務 斎藤 滋(24)
紅白を筆頭に毎年予定調和の年末番組(そこがいいんですけどね)。ちょっと違うことをすれば、そこそこ目立ちます。「ラーメン特集」でさえ7%ですから。その穴に目を付けて、“大晦日は紅白vsイノキ”ってブランド作りに成功したTBSはなかなかヤリ手。

「お〜と〜こだった〜ら〜♪」

プロバイダー会社勤務 前田智美(23)

「大晦日何してんの?」「一人でビールとイノキに決まっとるやろ。」当たり前のように答えていた我が友の横顔が、生き生きしていたのは何故?お前はどうしても叫びたいか?張り倒されたいか?俺たち一人じゃないぜ、イノキなら!イノキならば!!

「紅白の勝ち」

測量登記事務所勤務 中崎 彰(29)

大晦日は家族と友人合わせて6名で、紅白チームとイノキチームに部屋を分かれました。私は移動しまくりで両方見ましたが、結果として紅白の 方が断然面白かったですよ。今年のイノキ祭はミルコVSサップを、紅白は浜田省吾を呼んでほしいですね。

「正月くらいは安心したい?」
ポータルサイト勤務 高橋明彦(28)
この価値観の定まらない日本で…50%、凄すぎ。日本人って根っこの部分では保守的なんだなぁと毎年感じる。やっぱりコタツでミカン食べて家族団欒で紅白見てゆく年くる年で年越しそばか…(笑)理想の家族像と大衆迎合の安心を求めて人は紅白を見るのかも。

 

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