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2003年2月19日号(毎週水曜更新)

12億の超高級マンション発売!

野村不動産は13日、東京都港区南麻布5丁目に建設中のマンション「ザ・ハウス南麻布」の最高価格が、12億7000万円になると発表した。不動産経済研究所によると、10億円以上の超高額マンション“スーパー億ション”の発売は、92年11月以来約10年ぶり。

セゾングループの迎賓館だった「米荘閣」を総合商社のニチメンが買い取り、野村不動産と共同開発している10階建てマンションの最上階。面積は425平方メートルで、通常の3LDKの5〜6戸分に相当する。

一般販売は3月に始めるが、すでに購入の問い合わせもあるという。近くに有栖川記念公園がある閑静な高級住宅街にあり、立地条件の良さと、居住の都心回帰の流れが、スーパー億ション復活につながった。 総戸数119戸の平均専有面積は155平方メートルで、最多価格帯は2億円台。うち73戸には、すでにオーナー経営者や、病院を経営する医師、外資系金融機関の役員などからの申し込みがあり、年齢的には40歳代前半が多いという。完成予定は来年7月末。

【編集長の目】
今の日本って、アメリカのように貧富の差が激しくなっているように思います。めちゃくちゃ大金持ちと貧しい一般家庭との二極化。その現実を如実に現したニュースではないでしょうか。


「たまには景気のいい話」
プロバイダー会社勤務 前田智美(23)
12億マンションの営業マンは言う。「やっぱり、日本人はお金持ってますね・・」 ひょえ〜!!こんな景気のいい言葉を耳にしたのは何年ぶり!猫も杓子も不景気一辺倒なニュースが多い中、ちょっと前向きニュースです。しかし、でも、やっぱり現実味なさすぎ・・。

「見せびらかし効果」

大学院生 服部圭介(25)

世間が不況だからこそ、こんな超高価な買い物をする優越感、さぞ気持ちいいんだろうなぁ。周りが苦しめば苦しむほど、こういう「見せびらかし的」な消費は増えるかも。「顕示的消費が不況の打開策になる!」。…なんてほど経済が単純ならいいのだけど。

「不況じゃない人もいる」

葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(31)

バブル期でも倒産する会社があったように、このご時世でも儲かっている人はいる。そんな人たちはバブル崩壊を教訓に、無闇な散財をしない。スーパー億ション購入が理にかなっているかどうかはさておき、溜まった鬱憤も晴らせる気持いい財産の使い道だと思う。

「冷静にツッコんでみる。」
iモードコンテンツ勤務 斎藤 滋(24)
激安と超高級ブランド品の2極化が進むとは言え、デフレですよ、デフレ。様々な商品が安くなっていくだけでなく、保有している資産の価値も相対的に目減りしていく一方なんです。そんな時代にあえて高い家買わなくてもいいのに。・・・ヒガミじゃないですよ。

 

ニュース関心度合計(/20)

前田★★★★
服部★★★★★
浅羽★★★
斎藤★★




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