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2003年3月5日号(毎週水曜更新)

ブームになる?女性向け日本酒

愛(ラブ)メッセージ、風の乙女、月うさぎ…。若い女性をターゲットにした日本酒が続々と売り出されている。アルコール度数が低く、おしゃれな小瓶が特徴で、日本酒のイメージを一新。健康や美容効果もPRしている。ワイン人気などで日本酒離れが進む中、各地の蔵元は「日本酒ファンのすそ野を広げたい」と期待している。

女性向け日本酒の先駆けは「一ノ蔵」(宮城県松山町)が、1998年7月に発売した「すず音(ね)」。アルコール度5%前後の発泡純米酒で、シャンパンのような軽さと華やかさがある。 300ミリリットルで700円。出荷量は98年度の11万8000本が2001年度には54万5000本と、大幅な売り上げ増を記録するヒット商品になった。

宮城県では01年、県酒造組合と産業技術総合センターが、低アルコール清酒用の「みやぎ酵母・愛実(まなみ)」を共同開発。県内13の蔵元に販売した。 昨年2月、愛実で醸した8銘柄が売り出され、今年2月には新たに6銘柄が登場。低アルコールの日本酒は、全国で100銘柄以上が店頭に並ぶ。

日本酒造組合中央会は、昨年10月から「Osakeテラピー」と銘打ったキャンペーンを展開している。ターゲットは「知識欲が旺盛で、口コミが期待できる」30代の働く女性。「おいしく飲みながら心も体も癒やされる」と、ストレス解消や美肌の効果を強調する。

各地の酒造組合は、女性限定のパーティーを開き、日本酒のほか、米のエキスから作った化粧水なども展示。酒かすパックや酒風呂など、飲むばかりでなく幅広い用途を紹介している。

【編集長の目】
発泡日本酒の飲み口はワインと遜色ない。しかし、心配は悪酔いしてしまわないか?ということ。ワイン飲んで悪酔いする奴より、日本酒で悪酔いする奴の方が圧倒的に多いと思うのは、気のせい??そこを解決すれば、より女性に受け入れられるのではないでしょうか。


「雰囲気プロデュース」
フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(26)
お酒ってやっぱり誰と飲むか?だと思うんです。蔵元も銘柄やイメージだけではなく、飲食店との提携を考えて、雰囲気作りのマーケティングに力を入れて欲しいと思います。今回はその点が見えてこなかったので、ブームの気配はなさそうな・・・ 。 。

「なかば妄想ですけど」

iモードコンテンツ勤務 斉藤 滋(24)

裾野を広くって気持ち、わからないでもないですが、あんまりカジュアルになっちゃったら風情もなくなっちゃう。日本酒+女性とくれば、エロ。吉田拓郎の「旅の宿」のイメージなんですよね。やっぱりなんかワケアリっぽくて、艶っぽい感じであって欲しいなぁ。

「お銚子転がしたい気分」

プロバイダー会社勤務 前田智美(23)

発泡純米酒って、ほんと飲みやすくってびっくりした。瓶もワインボトルみたいで。でもこれって、良くも悪くも日本酒らしさがないな、てのが正直な感想です。やっ ぱ、親父気分満開で飲みたいんですよ。日本酒だもん。親父な自分に酔いたい時の酒なんで。


「晩酌女の意見」
大学院生 服部圭介(25)
私の周りでも日本酒晩酌してる女性、増えました。でも聞くところ、日本酒がおしゃれだから晩酌してるんじゃないそうです。「なんとオッサンくさい生活してるんだろぉ」という自虐思考が快感だそうです。だから日本酒はオッサンテイストでいいと思います。

 

ニュース関心度合計(/20)

田中★★★★
斉藤★★★★★
前田★★★
服部★★★




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