フセイン体制崩壊 |
米英軍は9日、イラクの首都バグダッドを制圧した。米軍部隊は同日、繁華街や住宅地などが広がるチグリス川東岸地域にも侵攻し、首都のほぼ全域を支配下に置いた。主要政府ビルは放棄され、一部で略奪も起きるなど、イラク政府の統制はなくなった。イラク側はなお散発的に反撃を続けているが、米政府によると、ブッシュ米大統領は「歴史的な瞬間だ」と表明した。79年以来続いたフセイン体制はイラク戦争21日目に、崩壊した。
【編集長の目】
ついにアメリカの言うままになってしまいました。時間は戻らない、イラクは今後どのような道を進んでいくのか想像もできません。とにかく、ここに至るまでに死んだ方のご冥福をお祈りします。
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「目をそらし続けていた」 |
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フリー編集者 大塚ゆきゑ(30)
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最も衝撃的だったのはカメラマンが殺された映像だった。日本人の報道スタッフが動揺する姿を見て、初めて現場の空気を感じた。でも、戦争はやっぱり遠い国の出来事だった。他人事ですんでよかったと胸をなでおろす私は駄目な日本人だとわかってはいるけれど。
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「自由って何?」 |
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葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(31)
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自由の国アメリカによる武力攻撃が、イラク市民に自由を与え、略奪が続発する。自由ってかけがえのない素晴らしい権利だとに思っていたけど、意味を履き違えていたようです。自由は実に暴力的。そこに秩序を生むのもまた暴力的威圧なのかなあ。
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「長期→短期→早期」 |
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ソフトウェア開発会社勤務 大石 誠(28)
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一時は長期化が囁かれましたが、英米軍がバグダッド入りしてからはあっという間の首都陥落。短期決戦=まだ被害者が少なく済んでよかったと考えるべきでしょう。現在の悪化した治安も早期解決して欲しいものです。これからの日本の活躍を期待します。
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「野生の王国」 |
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ソフトウェア開発会社勤務 青木泰子(30)
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バグダッド陥落前に、既にアメリカ企業による復興事業入札が決まっていたそうだ。イギリスは慌てておこぼれをもらい、フランスやドイツは餌にありつけず不満気だ。獲物を仕留めたライオンの周りにハイエナが群がっているかのよう。世界は未だ弱肉強食だ。
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ニュース関心度合計(/20) |
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大塚★★★★★
浅羽★★★★★
大石★★★★★
青木★★★★★
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