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2003年4月16日号(毎週水曜更新)

自作自演の通り魔

7日午後11時5分ごろ、名古屋市名東区上菅の無職女性(33)から「自転車の女にカッターナイフのようなもので切りつけられた」と110番があった。愛知県警名東署が通り魔事件として捜査を始めたが、8日未明、女性から同署へ「通報はうそだった。内縁の夫に関心を持ってほしかった」と連絡があった。同署は女性を軽犯罪法違反(虚偽申告)容疑で書類送検する方針。

調べでは、女性は当初、「ごみ捨てに行った帰り、自転車の女に背後から無言で2回切りつけられた」と説明。左そでの切れたジャンパーを同署に提出していた。ところが事情聴取を終え、帰宅した女性から同署に電話があり、虚偽と判明した。ジャンパーは自分で切ったという。

同署であらためて女性から事情を聴いたところ、通報当夜、テレビゲームに熱中していた内縁の夫(23)からごみ捨てを命じられ、腹いせに自作自演を思いついたという。女性は「通り魔と騒げば、夫に関心を持ってもらえると思った」と話している。

名古屋市北・千種区では通り魔による殺傷事件が相次いで発生しており、8日未明には現場に報道陣らが詰めかけるなど、騒然とした雰囲気になった。
 

【編集長の目】
誰でも窮地に追い込まれるとウソってついてしまうもの。だから今回の事件も同情はできる、が、どんな贔屓目で見てもやりすぎの感は否めない。「他人に迷惑をかけない」って当たり前だけど、とっても大事な事ですよね。


「年上の女の寂しさ」
フリー編集者 大塚ゆきゑ(30)
甘えたいのに、それを許してくれない年下の男。「今この子を逃したら、もうこんなに若い子とはつきあえないかもしれない」不安で、別れられない年上の女。そして、かまってほしい気持ちは極端な方向に向かってしまった。33歳の女の寂しさを感じたニュース。

「世相を感じます」

葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(31)

万引きや痴漢もそうですが、軽い気持で罪を犯し、すぐに認めて謝ってしまう人が多いですね。世間全般に倫理観が希薄になっているのでしょう。落書きを消せば重犯罪が減るというブロークン・ウインドウ理論によれば、この先には重犯罪が待っているのです。

「子供な二人」

ソフトウェア開発会社勤務 大石 誠(28)

彼女はマスコミに取り沙汰されるまでを狙っていたのでは?ないがしろにされた彼女の復讐。でも、冷静に考えると収入源である夫の社会的地位を落として結局苦しくなるのは自分。ゲームに熱中する夫と衝動的な妻。そう考えると子供の起こした騒動に見えました。

「ワイドショーにネタ提供」
ソフトウェア開発会社勤務 青木泰子(30)
無職の女、10歳の年齢差。いろんな劣等感に苛まれ、狂言に及んだと想像できる。哀れだ。しかしあまりに幼稚すぎる。テレビゲームに興じる男とワイドショー見過ぎの女。この後二人は別れたのだろうか。まさかこれで絆が深まるとは思えんが。

 

ニュース関心度合計(/20)

大塚★★★★★
浅羽★★★★
大石★★★
青木★★★★




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