毎日新聞社長が国王に謝罪 |
『 アンマンの国際空港で毎日新聞社写真部記者の五味宏基容疑者(36)の手荷物が爆発し4人が死傷した事件で、アンマン訪問中の同社の斎藤明社長は8日、ヨルダンのアブドラ国王を訪問し、事件について謝罪した。
これに対し、国王は「これは事故であり、起きたことは起きたこととして前に進むべきだと思う」と述べ、事件の早期解決と五味容疑者の早期保釈に期待を表明。事件により日本との関係が損なわれることはないとの認識を示した。
会談後、記者会見した斎藤社長は、司法手続きの動向を注視しながら、五味容疑者に対する厳正な処分や、会社としての責任の明確化を図る方針を示した。被害者には「適切な対応」をする意向も示した。
同社長は「ヨルダン国民のすべてが寛大な気持ちで事件を受け止めているとは思っていない。事件関係者、政府関係者の言葉の奥には複雑な感情を持たれているのではと拝察する」と語った。
』
[共同通信(5月9日)より引用]
【編集長の目】
迅速な社長の対応は良いと思いました。が、形だけにならないように、会社としての責任の所在もはっきりして欲しい。まずは良し、というだけで今後の対応が結局重要ではないでしょうか。
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「誇りが奢りに変わる空しさ」 |
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プロバイダー会社勤務 前田智美(23)
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文字通り、命賭けで前線で真実を伝える記者たち。だからこそ、その危険も恐怖も私たち以上に体感しているはずなのに、なぜ?前線に立っていた故の奢りが引き起こした事件だとしたら、空しさ極まりない。カメラの向こうに見たあの誇り高き姿はいずこ。
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「日本人として」 |
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葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(31)
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日本人の危機感の無さが浮き彫りになった事件ですね。事件を起こしたのは一個人ですが、国際的には「日本人が・・」と解釈されてしまう。事故とは言い難いのですが、今後の対応こそが重要。毎日新聞の、つまり日本人の国際感覚が問われています。
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「社長の役割」 |
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フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(26)
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社長の迅速な行動は適切な判断だと思います。社員不祥事とはいえ、当たり前のことをすぐに行うことはとても難しいこと。この社員は一生罪を背負っていくわけですが、毎日新聞社としての不祥事対応は成果が出ていると私は考えます。
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「きちんと罰を」 |
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大学院生 服部圭介(25)
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正直、彼に特赦を与えないでほしい。同じ罪が現地人に対して有罪なら、彼も有罪にしてほしい、いくらお金が動いても。対日関係に配慮しての特赦かもしれないが、彼が有罪になっても日本とヨルダンとの関係が悪くなるとは思わない。法は中立であるべきだ。
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