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2003年5月14日号(毎週水曜更新)

京都で人気、100円レジャー

『 「15分、100円で遊び放題」と銘打ったレジャー施設が京都市内に相次いで登場している。一つのビルでボウリングや釣り堀、カラオケなど多彩な娯楽が体験できる店や、インターネットや漫画、DVDなどが個室で楽しめる店もある。いずれも遊休不動産を活用しているのが特徴で、割安感から若者や家族連れの人気を呼んでいる。
 会員登録すると、あとは各フロアでお好みの施設が自由に利用でき、退店時に滞在15分につき100円を払う仕組み。
 友人2人とバスケットボールに熱中していた京都市下京区の嶋田武さん(21)は「その時の気分でスポーツからカラオケまで選べるのがいい。ちょっと気忙しいけど」。休日に家族で訪れた伏見区の会社員(41)は「4人で3時間いて5000円かからない。遊園地より安くついた」と満足げだ。
 全国で同様の施設12店を営むネクストジャパン(大阪市)は「10代後半から20代の利用が中心だが、休日はビリヤードや囲碁を一緒に楽しむ親子も多い」と説明。平均の滞在時間は2、3時間という。
 閉館した映画館を改装して新京極通にオープンした「フジヤマカフェ・リラクジング」は館内を64の部屋に仕切り、1人につき15分100円で貸し出す。1畳半の個室からソファ付き4人用ブースまであり、インターネットやテレビゲームなどを楽しむ若者で週末は満室という。
 利用した会社員(35)は「居心地がよく、時間つぶしに持ってこい」、左京区のOL幸野由美さん(22)は「あれもこれも楽しみたい性格なので、バイキング形式の店は助かる」と話していた。 』

[京都新聞(5月8日)より引用]

【編集長の目】
使われていないオフィスの数は、都心でも日に日に増えています。こんなレジャー施設にしたり・住居にしたりと、遊休不動産の有効活用って、今後、重要なキーワードになってくると思います。


「してやられた!」
プロバイダー会社勤務 前田智美(23)
50種類のアイテム!と聞くとびっくりだが、実は突っ込みどころ満載。エレベーターやタバコの自販機や階段に飾ってある絵まで、アイテム数にカウントされているんです。もちろん、それらは無料なんですが。何だかなあ。アミューズメント数で勝負してほしいな。

「進化する空間提供産業」

葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(31)

いわゆる食べ放題形式。需要と供給を大雑把に捉え、自由さの中に可能性を秘めている産業ですね。例えば人気が集中した場合の待ち時間は、どうなるのでしょうか?遊び放題とはいえ、時間が迫る、気は焦るというのでは、却ってストレスになりそうです。

「ブレイク寸前」

フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(26)

マンガ喫茶が登場した時はドリンク飲み放題、テレビも見れる、インターネット環境もある、仮眠もできる、ということで私にとっては画期的なお店だって思ったんですけど、このレジャー施設にも興味があります。特にサウナ。これから流行る予感がします。

「利用者はどんな人?」
大学院生 服部圭介(25)
商売としては良いと思いますが、「どんな人達が主に利用するのか」を考えると少し複雑。有意義な時間の使い方を知らぬおじさん、友人といてもレジャーなしでは楽しめない青年、目的もなくなんとなく通いつめる少年。そんな人達の巣窟にならなければいいが。

 

ニュース関心度合計(/20)

前田★★★
浅羽★★★★★
田中★★★★★
服部★★




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つまり二度、3点などをつけてはいけない。

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news3 1点 1点 2点
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