石原行政改革相は18日の閣議後の記者会見で、日本道路公団が債務超過を示す財務諸表を隠ぺいしたとされる問題について、「もし粉飾決算、すなわち債務超過を隠したということが明らかになれば、企業体の体をなしていない。混乱の責任というよりも、もっと重い犯罪だと思う」と述べ、内部調査の結果次第では、藤井治芳総裁の責任を厳しく問う考えを示した。
石原氏は藤井総裁が財務諸表の作成自体を否定している点に関しても「組織ぐるみで作っていないと言っておきながら、全国の組織が動いてデータを収集していることから見ても、国会答弁にも疑義があると言わざるを得ない」と批判した。
[読売新聞(7月18日)より引用]
―――――――――――――――――――――――――――――
<道路公団>「文藝春秋」の内部告発 改革論議に波紋
日本道路公団の幹部が10日発売の月刊誌「文藝春秋」で日本道路公団が債務超過に陥っていると内部告発し、公団改革論議に波紋が広がった。扇千景国土交通相が小泉純一郎首相に結果を報告して了承され、今後の改革論議の基礎となるはずだった。小泉首相も10日、「当然影響あるでしょう」と認めざるを得ない事態に。
[毎日新聞(7月10日)より引用]
【編集長の目】
この事件で、さらに道路公団のイメージが悪くなってしまいました。民間会社であればイメージ改善の為、あの手この手の企業努力をするんでしょうけど。おかまいなし。なんかおかしいですよねぇ、やっぱし。
|
|