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2003年7月23日号(毎週水曜更新)

知ってますか?マニフェスト

 民主党は十六日、次期衆院選で数値、財源、期限などが入った「マニフェスト(政権公約)」を自由に配布できるようにするための公選法改正案の原案をまとめた。現行法で禁じられているマニフェストの配布を、政党などが一種類に限り選挙期間中に配布できるようにし、それ以外のパンフレットの配布は禁じるのが特徴。近く最終案をまとめた上で与野党各党に同調を呼びかけ、今国会に法案を提出する方針。

 原案では、マニフェストを「基本的な政策およびこれを実現するための具体的かつ体系的な方策を記したパンフレット」と定義。衆院選、参院選を前に政党や確認団体が総務相に届け出れば、一種類のみ自由に配布できることにした。配布できるのは公示、告示から投票の前日までに限定。公示、告示前の配布は禁止する。
 一方、選挙期間中は、政党が通常の政治活動名目で出すパンフレットなどを全面的に禁止した。選挙戦での政策論争を、マニフェストの比較に特化するのが狙い。


[東京新聞(7月17日)より引用]

【編集長の目】
現在の政策を批判するだけではなく、「自分だったら何をするか」を具体的に出してもらった方が投票はしやすい。「小泉はダメ!」とか「構造改革は失敗!」と批判するだけだったら、我々にだって出来るんですから。


「即時実行を望む」
大学院生 服部圭介(26)
各政党が大金叩いてTVCM打つ今の選挙を考えれば、金がかかることを理由にこの案を却下する根拠がない。しかも現実的で具体的な公約を書ける候補者が出れば、誰とは言わないがイメージ先攻で中身のない議員は減ることになろう。良案だ、すぐ通してくれ。

「有権者も嬉しい制度」

大学職員 石井涼子(24)

公職選挙法で公約の配布が禁止されていることを始めて知った。情報が錯乱する時代故に、統一された比較要件があると有権者は助かる。それにしても、マニフェストって懐かしい!マニフェスト・デスティニー(世界史用語)という言葉を必死で覚えた高3の夏。

「プレゼンバトル」

ソフトウェア開発会社勤務 大石誠(28)

選挙には行くようにはしていますが、事前の情報収集は正直言って辛い。選挙率が低い低いと嘆く前に、こうした政治を身近に捉えられるアピールは熱望してしまいます。単一のフォーマットで各党が他党との比較を行うのは、プレゼン対決のように見えて楽しめそう。

「嘘ついたら針千本」
ソフトウェア開発会社勤務 青木泰子(30)
いいと思う。政党選びの拠り所となるような分かり易いものを配布してほしい。だが掲げられたことが口約束で終わるなら今までとなんら変わりは無い。うまく機能させるのは難しいのでは。守れなかった政党に国民がどれだけのペナルティを与えられるのかが鍵だ。

 

ニュース関心度合計(/20)

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石井
大石
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