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2003年9月10日号(毎週水曜更新)

不在通知書が危ない

 郵便受けから抜き取った不在通知書をもとに、偽造した身分証などを使って受取人になりすまし、クレジットカードなどの入った郵便物をだまし取る被害が全国で相次いでいる。顧客サービス優先を掲げる日本郵政公社にとっては、窓口での本人確認の徹底は限界があるという。同公社は、身分証の偽造例を示すなどして対策に全力を挙げている。
 不在通知書は、受取人が不在の際、再配達の希望日を聞いたり、郵便局に出向いて受け取る場合の手続きなどを記した連絡票。これを郵便局の窓口に持参して郵便物をだまし取る手口で、現金書留のほか、貴重品を郵送する「配達記録郵便物」が主に狙われている。郵便局側は本人かどうかを確認するが、その際、偽造した健康保険証などを提示し、用意した認め印を押すという。
 関係者によると、受取人になりすますために偽造されるのは健康保険証が最も多く、02年度に近畿支社管内で発覚しただけで44件あった。このため、同支社は今年3月、管内の郵便局長に対策を通知した。


[毎日新聞(9月3日)より引用]

【編集長の目】
玄関の防犯対策はいろいろと実行されるようになりましたが、ポストの防犯対策はまだまだ一般的ではない気がします。ポストにももっと防犯の意識をもたなければならない。嫌な時代になったものですね。


「私の証拠」
プロバイダー会社勤務 前田智美(23)
紙切れ一枚で証明される身分。ふと冷静に考えると、自分って何だ?て思います。免許証もパスポートも保険証も、実に単純な物質にすぎないですし。一層のこと、指紋認証とか角膜認証とかしか通用しないようにしてみては。その方が、自分だって実感できるし。

「ポストは宝の山」

フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)

不在通知書の他にも、電話料金やクレジットカードの明細書を抜き取りなども気づかないうちにやられています。それで、プライベートな情報が流れるわけです。鍵付きポストでも可能ですし。立派な犯罪ですので、厳しく取り締まって欲しいです。

「みんなが防止意識を」

葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(32)

ネット販売の普及で、郵便や宅配便で受け取りはますます普及していくと思う。それと共にその隙を狙った犯罪も普及するのですね。宅配便の不在通知はたいてい扉の隙間に挟まれている。完全な防止は無理でも、不在通知を盗まれないような工夫が必要ですね。

「時代遅れ」
ソフトウェア開発会社 青木泰子(30)
その気になれば誰でも簡単に中身を取り出せてしまう郵便受けの構造には、大いに改善の余地があるだろう。でも簡単に偽造できてしまう保険証の方が深刻な問題です。身分証明に使用される重要書類がいまどきペラペラの紙じゃねぇ。なぜ改善されないのか不思議。

 

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