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2003年10月1日号(毎週水曜更新)

小泉改造内閣、発足

 小泉再改造内閣が22日夜、皇居での認証式を経て発足した。これを受け小泉純一郎首相は首相官邸で記者会見し、再改造内閣を「改革推進内閣」と位置付け、政策転換せず構造改革路線を堅持する意向を表明した。
 竹中平蔵金融・経済財政相を留任させたことに関連し「竹中路線を小泉内閣として継続していくのは正しい。改革路線に変更がないとの意思表示だ」とも強調した。
 衆院解散・総選挙については「国民に信を問う時期はそろそろ来たのかなとの気持ちを持っている」と述べ、26日召集の臨時国会でテロ対策特別措置法改正案の成立を前提に10月10日にも解散に踏み切る意向を重ねて表明した。
 首相は今回の内閣改造について「政策転換しない。そのための態勢を整えた。改革推進路線は微動だにしない」と強調。経済に明るい兆しが見えてきたことを踏まえ、構造改革推進が景気浮揚につながるとの認識を示した。


[産経新聞(9月22日)より引用]

【編集長の目】
良くも悪くも、さほど変わったとは思えなかった布陣。安倍幹事長の若さ以外の良さがイマイチわからないのですが、やはり期待してしまうのは石原国交相。とことんやってもらうしかないですね。


「長期就任をするならば」
大学職員 石井涼子(24)
文部科学大臣が変わってしまいました。遠山大臣時代は数々の目新しい補助金に恩恵を受けつつも大学の運営はその波にそのまま流されてきたように思います。河村さんは副大臣からの昇格ゆえに過去や今は熟知しているはず。健全な教育予算の計画を期待します。

「改革に伴う痛み」

葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(32)

構想の段階で停滞しているものも含めて、手付かずだった部分の改革を提言しているのは評価に値するけど、そこには表と裏があり、得をする側、損をする側が必死で利権にしがみつく。という様子をずいぶん見せられました。政治家こそが痛みに耐えて欲しい。

「阿部幹事長含め選挙向け」

ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)

良くぞここまで薄っぺらい選挙人気取り内閣を…と感心。正直小泉マジックに騙されるのはもうやめにしたいです。青木・森・野中…ことあるごとに裏でうごめく長老を見るのはもうウンザリです。望むべくは浄化作用のある二大政党制移行に熱く期待してます!

「才能はひとつだけ」
フリー編集者 大塚ゆきゑ(31)
小泉首相は人の目を引くタレントを連れてくるのがうまい。見せ方もうまい。竹中さんをなんとか引きとめ、安倍さんを使う。マスコミの力が選挙に大きく影響する今、それは政治家に必要な能力である。しかし問題は、それ以外の能力が感じられないことである。

 

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