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2003年10月1日号(毎週水曜更新)

ディスコ続々復活

 70年代後半から80年代に全盛だったディスコが、復活してきている。かつての人気店が続々再開。フロアで流れていた当時のヒット曲を集めたCDも大ヒットしている。元気だったあのころを思い出し、30〜40歳代がフィーバーする。

 ◆お立ち台も
 入り口にはやはりいた。名物だった「黒服」と呼ばれる男性従業員たちで、入店者チェックがお仕事。10代はお断り。ジーンズやスニーカーでだらしなく見えるファッションでも入れない。
 東京・六本木に8月末、80年代に一斉を風靡(ふうび)したディスコ「マハラジャ」が復活した。金曜日午後10時。店内では、中年前の男女の熱気が充満していた。
 フロアの奧には「お立ち台」も。同店で生まれ、90年代初めに東京・芝浦の「ジュリアナ東京」でブレークして「お立ち台ギャル」という流行語まで出来た。

 ◆CDも大ヒット
 このほか、「伝説のディスコ」と言われた「キサナドゥ」が昨年4月、東京・青山に移って復活。30〜50歳代の客には「チークタイム」がウケている。同10月には、「ビブロス」が麻布十番に移転して再開。今年の父の日には子供同伴のイベントを開いた。
 当時のディスコサウンドなどを集めたCDも売れている。「ディスコ・ナイツ」(ソニー・ミュージックエンターテインメント)、「ディスコ・フィーバー」(ユニバーサルミュージック)など、単品・シリーズ計で50万枚を超す大ヒットだ。
 ユニバーサルはインターネットのホームページで「ディスコ復活委員会」を発足させた。26日には東京・台場で生バンドで踊るイベントを開く。会長で、「おやじダンサーズ」を率いるパパイヤ鈴木さんは「安くて、懐かしくて、みんなで盛り上がれて、しかもナンパもできるのがディスコの良さ。40代だけでなく若い人たちも巻き込めたら、本当の復活になるはず」と話す。


[毎日新聞(9月25日)より引用]

【編集長の目】
娯楽は一定の周期で流行すると言いますが、最近どうも「〜復活!」というニュースが多いですよね。個人的には、過去のものではなく新しい何かで楽しみたい気分です。


「最近汗だくで踊りたい」
大学職員 石井涼子(24)
私の世代の主流はクラブでした。なので、ディスコの雰囲気や踊り方はわからない。が、実はかなり行ってみたいのです。クラブは気取っててちょっと敬遠するんだが、ディスコは庶民的で誰でも受け入れてくれそう。できればバブルを経験した人と行ってみたい。

「流行の循環」

葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(32)

当時はバブル経済の真っ只中で、日本中が踊っているような世相でしたが、この不景気の中で復活したというのが興味深いですね。流行を懐かしむだけなら、すぐに衰退するでしょう。「お立ち台中年女」も、ブレイクするには自己中心的過ぎる気がしないでもない。

「バブルのあだ花」

ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)

世代・文化的にもピンと来ませんが…バブルの頃を懐かしむ風潮って良い思いした人たちには根強くある…その気持ちは解ります。でもバブル崩壊世代の僕らにしてみれば「羨ましい+そのツケを払ってる感」が漂ってきて素直に楽しめない気もします。

「ディスコ禁止!!」
フリー編集者 大塚ゆきゑ(31)
かつてのディスコクイーンがあの日に戻ったかのように腰を振り、腹の肉をゆらせて踊る…。肌の露出が多ければ多いほど哀しくなるのでやめていただきたい。その寂しさは昔はつまらなかった懐メロ番組が、ある日突然「懐かしぃ〜」に変わる感覚に少し似ている。

 

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