点数化ニュースサイト
2003年10月1日号(毎週水曜更新)

柔道、身だしなみガイドライン

 全日本柔道連盟(全柔連)は26日、都内の本部で専門委員長会議を開き、強化指定選手を対象に、身だしなみ、品位に関するガイドラインを作成することを決めた。30日をめどに原案をつくり、来月上旬に各都道府県に通達する。
 3時間に及ぶ会議のほとんどが大阪の世界選手権で話題を集めた髪の色や、礼儀、服装問題に費やされた。日本男子選手の赤髪や銀髪を憂慮する意見が多数を占め、全柔連には不快感を訴える抗議が多数寄せられたという。検討される原案は、度を過ぎた髪形や色を禁止する方向で詰められる。松下三郎専務理事は「日本代表としてふさわしい品位、身だしなみを求めたい。品位を傷つける選手は代表としてふさわしくない。目に余る場合は強化対象選手から外れることもありうる」と強い口調で述べた。
 髪の色をどこで線引きするのかは難しい。90キロ級の矢崎は赤髪に染めた理由を「自分が最も力を出せる色。柔道界の古い体質に一石を投じる意味もある」としていた。津沢寿志事務局長は「柔道は教育の側面も強く、子供たちに悪影響を与える。指導者にも示しがつかない」と代表選手の自覚を強く促した。


[日刊スポーツ(9月27日)より引用]

【編集長の目】
厳しい稽古をしてるんだから、髪の毛ぐらい自由にさせてやれば?と思うんですが、日本柔道を文化として考えてみると、ある程度の縛りは必要なのかもしれません。例えば相撲取りが金髪になったらなんか違うと思うし…。


「柔道に座頭市禁物」
大学職員 石井涼子(24)
身なりの規則がわりと厳しい女子校で育ちました。外見を刺激しあう友がおらず、確かに趣味や勉強に身が入った気がします。厳しい規律も時には良いものです。とはいえ座頭市を見てしまうと結局強ければ身なりなんてなんでもいいじゃんーと思ってしまいますが。

「ナンセンス」

葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(32)

赤い髪で自らを奮起させ活躍することが、どうして教育的に悪影響を及ぼすのだろうか。伝統の保護者達は子どもをダシに批判するけど、子どもが彼らを見てカッコイイと思うのは自然なこと。実力以上の力を出すための、ひとつの手段を学ばせればいい。

「国の代表としての是非」

ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)

相変わらずのお堅い感じですが…最近僕も「実力をかさに派手なパフォーマンス権を行使する人」たちに少し食傷気味です。むしろ黒髪・実直・無口とステレオタイプですが、そんな選手を熱く応援してしまう傾向に気づき…僕も年を取ったようです(笑)

「美しくあれ」
フリー編集者 大塚ゆきゑ(31)
柔道、剣道、華道、茶道。道のつくものは格式ばっているほうが美しい。そして、矢崎の赤髪は明らかに美しくない。「神聖な…」とかそんな議論はどうでもいい。ただ単に垢抜けないし、かっこ悪いのでやめていただきたい。どんな場にもTPOはあるはずだ。

 

ニュース関心度合計(/20)

石井★★
浅羽
高橋★★
大塚




  週レビのルール

●週刊レビューはニュースを点数化するサイトです。一週間に起こったニュースから、考えてみたいニュースを週レビ編集長が5つピックアップし、レビュアーがそれに対して、 関心が高いニュース順に5点から1点までで、採点していきます。つまり総合点が一番高いニュースは、その週、一番考えてみたいニュースということになります。


★★★★★
★★★★
★★★★★
★★★★★
★★★★

関心高い



関心低い

※点数は持分制。
つまり二度、3点などをつけてはいけない。

<例>

項目
news1 5点 4点 9点
news2 3点 5点 8点
news3 1点 1点 2点
news4 2点 3点 5点
news5 4点 2点 6点


その他のニュース

小泉改造内閣、発足
ペットボトル回収、50%超える
ディスコ続々復活
柔道、身だしなみガイドライン
巨人軍原監督が辞任

コンテンツ
ひとこま画像
音楽レビュー
映画レビュー
ブックレビュー