点数化ニュースサイト
2004年2月11日号(毎週水曜更新)

警察も対テロ

 政府は六日、警察庁の重大テロ事件での指揮監督権整備や組織改正を柱とする警察法改正案を閣議決定した。国内でテロの恐れがある場合に都道府県警を直接指揮できることや、海外で邦人が被害に遭う事態が発生した場合に一定の条件の下に専門部隊を現地に派遣できることを明記する。
 今国会に法案を提出、年度内に予算が成立すれば四月一日に施行する。
 警察庁によると、現行の警察法は、警察庁が直接指揮監督できる重大事件としてハイジャックや人質立てこもりなどを挙げており、これに「爆発物の所持」を加える。
 爆弾テロや核・生物化学兵器テロが新たに対象となり、テロリストの所在把握や鎮圧などのため警察庁が都道府県警を個別具体的に指揮できるようになる。
 また、警察庁が捜査態勢を指示できる事案として、現行法の「広域組織犯罪など」に新たに「国外において日本国民の生命、身体、財産、国の重大な利益を害し、または害する恐れのある事案」を加える。


[東京新聞(2月6日)より引用]

【編集長の目】
テロと戦うって事は、こうした対テロの法整備を永遠と続けていかなければならない。はっきりいって大変です。出来るんでしょうか?しかし、それが日本の選んだ道。後戻りはできないんですよね。


「警察法の実体を初めて知る」
プロバイダー会社勤務 前田智美(24)
4月1日までに国内で爆弾テロが起きたら、どうなるの!?9・11が起きた直後くらいに、このニュースは読まれるべきだったのでは!?今、自分がとんでもない国に住んでいるような気がしてきた・・・新聞で海外各地の爆弾テロ事件が載っていない日はないですよね。

「新しき時代の警察」

ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)

警察の縦割りは某踊るで有名です。その旧態依然「警察」が対テロ、つまり全世界の見えざる敵と戦う…法体制も大事だけど従来の「お巡りさん」じゃちょっと頼りない。「特高」をイメージして嫌だけど、強い抑止力を望みます。

「やっぱり警察では」

iモードコンテンツ会社勤務 斎藤滋(25)

自衛隊は法規的に色々と出動までに手続きが煩雑すぎます。警察なら、ある程度我々の生活に溶け込んでいるのも好材料です。ただ、それは国内での話であって、警察が対応でき、しかもわざわざ日本から派遣する意味がある状況がいまいち想像できませんが。。

「取越し苦労で終わってくれ」
ソフトウェア開発会社勤務 青木泰子(31)
いよいよ物騒になってきました。ほのぼのするはずの「さっぽろ雪まつり」でもテロを警戒してましたし。全国民を危険に晒してまで派兵の必要があったのか、甚だ疑問です。警戒するにも限界があると思うので、一市民としては何事も起こらないことを祈るのみ。

 

ニュース関心度合計(/20)

前田★★
高橋★★
斎藤★★
青木★★




  週レビのルール

●週刊レビューはニュースを点数化するサイトです。一週間に起こったニュースから、考えてみたいニュースを週レビ編集長が5つピックアップし、レビュアーがそれに対して、 関心が高いニュース順に5点から1点までで、採点していきます。つまり総合点が一番高いニュースは、その週、一番考えてみたいニュースということになります。


★★★★★
★★★★
★★★★★
★★★★★
★★★★

関心高い



関心低い

※点数は持分制。
つまり二度、3点などをつけてはいけない。

<例>

項目
news1 5点 4点 9点
news2 3点 5点 8点
news3 1点 1点 2点
news4 2点 3点 5点
news5 4点 2点 6点


その他のニュース

警察も対テロ
動物愛護法改正へ
2歳未満はTV控えて
ジャネット、ポロリで問題に
近鉄、早くもピンチ

コンテンツ
ひとこま画像
音楽レビュー
映画レビュー
ブックレビュー