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2004年2月11日号(毎週水曜更新)

近鉄、早くもピンチ

 球団名売却は、近畿日本鉄道の本体の財政が苦しい中、球団立て直しの奥の手だったが、売却方針の撤回で再建は袋小路に入り込んだ格好だ。
 近鉄はバブル期の不動産投資の損失処理などで、2003年3月期に純損失504億円を計上するなど経営は苦しい。経営改善のため三期連続で不採算の事業は整理する方針だ。
 球団も実質的に年間十数億円の赤字を出しているが「ダイエーさえ球団を売却できなかった」と山口昌紀社長が言うとおり、地元感情や売却先選定などのハードルが高く売却は非常に難しい。
 永井充球団社長は記者会見で「戦力を維持しつつコスト削減をする」と話し、当面は年俸が高い選手の入れ替えなどで人件費を削減する考え。また「今後も(命名権について)研究していく」と含みを残した。
 さらに永井社長は本拠地の大阪ドームについて「1年ごとの契約更新を続けてほしい」と話し、長期契約の締結に難色を示した。八方ふさがりとなった近鉄が、ドーム使用料などを含め思い切ったコスト削減策を打ち出す可能性も出てきた。


[ZAKZAK(2月4日)より引用]

【編集長の目】
名前って大事ですが、それを大事にしすぎて球団がすごく弱くなったらどうなるんでしょうか?それでもファンはついてくるのか?名前が変わっても、そのお金でチームが強くなったらファンは増えるんじゃないか?難しい問題です。


「大阪へは近鉄特急で」
プロバイダー会社勤務 前田智美(24)
こういったスポーツチームの存続危機は、野球だけでなく様々なスポーツで耳にします。寂しいです。いい選手やいいチームが経済的理由でのびのびと活動できないなんてー。選手もファンも、やりきれないですよね。とりあえず、近鉄列車、もっと利用してみます。

「名前を売るという行為」

ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)

名前を売るって…魂を売ると同義じゃないですか?苦しいとはいえ…地元密着福岡、堅実広島など生き残りのモデルは多々あるハズ。売れるものは名前でも売る…では大阪商人の心意気が問われますよ、近鉄さん!

「貧すれば鈍す」

iモードコンテンツ会社勤務 斎藤滋(25)

「近鉄」のうまみはどうなるのか、全くわかりません。よくも悪くも巨人に顕著ですが、球団名というのは、広告というより"看板"。チームそのものから切り離して切り売りするものではないと思います。目先の小銭に目を奪われて、大事なものを失くしそうです。

「カープにならえ」
ソフトウェア開発会社勤務 青木泰子(31)
夢溢れるスポーツとはいえ、球団経営となると立派なビジネスだ。投資に見合う効果が得られなければ、規模を縮小するしかない。苦肉の策だった球団名売却を阻止された今、広島カープ式ケチンボ経営に転換してはどうだろうか。スター選手は去っていくだろうが。

 

ニュース関心度合計(/20)

前田★★
高橋★★
斎藤★★
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