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2004年3月31日号(毎週水曜更新)

Nステ最終回

 1985年10月に始まったテレビ朝日系の報道番組「ニュースステーション」が26日、最終回を迎え、キャスターの久米宏さん(59)は、番組の最後に「厳しい批判、激しい抗議も受けた。中には理由なき批判もたくさんあったが、そういう人が大勢いたからこそ続けられた。ありがとう」などと別れのあいさつをした。
 久米さんは「日本の民放は戦後生まれで、国民を戦争に向かってミスリードしたことはない。これからもそういうことがないことを祈っている」とコメント。その上で関係者への感謝の言葉を述べた後、手酌でコップにビールをついで一気飲みし、「お別れです。さようなら」と締めくくった。


[時事通信(3月27日)より引用]

【編集長の目】
あそこまで個性を前面に出したスタイルは、報道番組として本当に画期的でした。個性的ゆえにいろいろと批判はあったでしょうが、本当によくここまで長く続いたと思います。おつかれさまでしたと、とりあえず言いたいです。


「6歳から24歳まで」
大学職員 石井涼子(24)
ニュースに一喜一憂する久米さんは苦手だった。が、今思えば社会を動かす情報をただ伝えるのでなく久米さんならではの社会を良くするための熱意がそこにあったのかもしれない。その言葉に目もくれず情報ばかり求めて…焦っていたのかなと、自分を振り返る。

「次何見よう?」

プロバイダー会社勤務 前田智美(24)

夜のニュースはNステ派でした。11時になると、自然とチャンネルを合わせてしまうあの引力。何故だろう?久米さんの、言いたいこと言って問題いっぱい起こしてしまう、ニュースキャスターにあるまじき人間臭さが好きだったのかな。Nステなくなるの寂しいです。

「報道番組を変えた人」

ソフトウェア開発会社勤務 青木泰子(31)

昔、ニュースといえばNHKだった。その独壇場に真っ向から挑戦し、「もの申す」報道番組を作り上げたNステ。キャスター久米宏が登場するまではキャスターが自らの意見を言っちゃうことなんて考えられなかった。それ故のトラブルが多かったのは確かだけど。

「さすが」
フリー編集者 大塚ゆきゑ(31)
さよならの挨拶は軽いほうが心に残る。「我ながら頑張ったと思うんだよなー」つぶやきながら、自分のぶんだけビールを注ぐ。その手はほんの少し震えていて、渡辺真理に「最後まで自分勝手でしたね」とつっこまれて。いい終わり方でした。お疲れ様でした。

 

ニュース関心度合計(/20)

石井
前田
青木
大塚




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