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2004年4月14日号(毎週水曜更新)

イラク日本人人質事件

 カタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」は8日午後(日本時間同日夜)、「サラヤ・ムジャヒディン(戦士隊)」と名乗る組織が日本人3人を拘束したと報じ、3人の様子が映ったビデオ映像を流した。
 この組織は自衛隊が3日以内にイラクから撤退しなければ3人を殺害すると脅迫しているという。
 これに対し、日本政府は3人の即時解放を求めるとともに、自衛隊については撤退しない方針を明らかにした。イラクでは8日、このほかにも外国人が人質に取られる事件が次々と明らかになった。


[読売新聞(4月9日)より引用]

【編集長の目】
自衛隊派遣時に言っていた「国益」や「勝ち馬に乗る」という事は、この事件のようなリスクを含めての事だったんですよね。そして日本は、リスクを背負っても国益を第一に考えるという決断をすでにしたわけです。今回撤退するかは別の問題として、自衛隊派遣や国益について、私達はもう一度考える必要があるのではないでしょうか。


「イラクを助けるため」
大学職員 石井涼子(24)
聞いた瞬間、自衛隊派遣に賛成をしたのを申し訳なく思った。安直だったなと後悔した。けれど自衛隊は人道支援のためだと世界に言う政府と特に拘束された高遠さん今井さんの現地での活動に自信を得た。やっぱり少しでも力になりたい。伝わって欲しいこの思い。

「人質となった責任問題」

フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)

人質が助かってほしいとは思いますが、問題は彼らの行動によって日本政府および日本国民、なにより家族に多大なる困惑と心配をかけたことです。無事に救出されても責任追及されるべきだと考えます。同じようなことが二度とおきないような措置も考えるべきです。

「それでも自衛隊なのか」

葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(32)

ペルーの時はフジモリ大統領とペルー軍が解決した。今回も他人任せにするのか。交渉できない状況下、人質も自衛隊もイラクにいるのに、自衛隊が水を運んでいるのはなぜだ。特殊部隊を編成して、犯行グループを捜索し国民を奪還しないのはなぜだ。

「今後のために」
大学院生 服部圭介(26)
「危険地域への民間人出入りには本人(や所属団体)以外誰も責任を負わぬ」という政府見解を出して欲しい。それが加害者側にも被害者側にも今後同様の誘拐テロを防ぐ事になるだろうから。3人の無事を祈り、逢沢外務副大臣とその家族に敬意を表したい。

 

ニュース関心度合計(/20)

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田中
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