株式会社経営の中学校 |
株式会社が設立した全国初の中学校「朝日塾中学校」(真鍋茂雄校長、岡山県御津町)の開校・入学式が10日行われ、50人の新一年生が入学した。
中学を経営する株式会社朝日学園は、岡山市で幼稚園と小学校を経営する学校法人が母体。過疎化が進む御津町が地域の活性化につなげようと、廃校になった小学校に同中学を誘致し「教育特区」として認められた。
ディスカッション科を設けたり、美術や音楽の時間に英語を使ったりするなど、文部科学省の学習指導要領によらない独自の教育を実施する。
受験指導も徹底。2年終了時に学校側が合格を保証した生徒が志望高校に不合格になった場合、指導力不足を認め3年間の全授業料を返還する「高校合格保証制度」を設けた。
鳥海十児学園長は「最低3年間は赤字を覚悟しているが、国際社会で通用する人材を育てたい」と話している。
[毎日新聞(4月7日)より引用]
【編集長の目】
賛否あると思いますが、こうしたケースで成果を出す事が、学校教育の活性化に役立てばいいなと思います。今の教育現場が抱える諸問題を解決するには、外からの力・影響が必要不可欠だと思うのです。
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「経営と教育は相反す」 |
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大学職員 石井涼子(24)
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株式化することで経営と教育が密に関係してしまい、教育が時代に流されてしまうのではないかと少し心配です。教育は時代のニーズにあったスキルを高めることではなくて、考える力を養う場だと思います。塾のような詰め込み教育に決してならないでください。 |
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「学校の本当の問題」 |
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フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)
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生徒に与える影響よりも先生方がどのように活動できるかが、まずは問題になると思います。学習塾が母体なだけに、ある程度はスムーズに進みそうですが、いじめ、不登校などの今まで塾が目をつぶってきた問題に対して、どのように取り組むかに期待です。
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「会社の目的は利益」 |
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葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(32)
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他校と何を変えるのか、センスが問われます。次の受験の合格を目的とする以上、他と同じですね。入学者のほとんどが卒業できないような厳しい進級制度を設けるのはどうだろう。能力のある人材を輩出できるし、生徒も増え続けるから儲かると思う。
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「名の通り塾にならぬよう」 |
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大学院生 服部圭介(26)
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独自の教育をする学校が増えるのは選択肢が増える事になるので歓迎ですが、この中学のHPにある「授業時間が公立中学の1.43倍」という売り文句が少し心配。第二反抗期にあたる多感な時期に、受験勉強に明け暮れることが良い事とは思えないからです。
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ニュース関心度合計(/20) |
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石井★★★★★
田中★★★★★
浅羽★★★★★
服部★★★★★
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関心が高いニュース順に5点から1点までで、採点していきます。つまり総合点が一番高いニュースは、その週、一番考えてみたいニュースということになります。
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つまり二度、3点などをつけてはいけない。
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