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2004年6月30日号(毎週水曜更新)

「イラク戦争誤り」米国世論調査で

 USAトゥデー/CNN/ギャロップが実施した世論調査によると、米国が主導するイラク戦争が誤りだったと考える米国民が、イラク戦争開始後はじめて過半数に達した。
 調査は1005人を対象に実施。このうち54%が米国のイラク派兵は誤りだったと答えた。3週間前の調査ではこの割合は41%だった。
 USAトゥデーによると、米軍の大規模展開を誤りだったと考える米国民が過半数に達したのは、ベトナム戦争以来、はじめて。
 また、今回の世論調査では、イラク戦争のために米国がテロリズムからより安全でなくなったと考える米国民も、はじめて過半数に達した。
 今回は、55%が米国がよりぜい弱になったと回答した。12月の調査では、56%が、戦争で米国の安全性が高まった、と回答していた。


[ロイター(6月24日)より引用]

【編集長の目】
結局、戦争後の統治が上手くいき、上手に民主主義をイラクにあてはめられたなら、こういう世論にはならなかったと思います。全ては結果論。決して国民が戦争の是非を真剣に考えているわけではなく、単に現状のアメリカの不利益を嘆いている結果ではないでしょうか。そして、こういった話は、アメリカだけの事ではないはずです。


「泥沼から抜ける道」
ポータルサイト 高橋 明彦(29歳)
米兵犠牲者800名超+3月21日本格攻撃から1年を超える歳月…これらが米国民を疲弊させていますね。。このままテロとの泥沼報復戦争に入る前に「理解・共存・バランス」の道を探して欲しい…それが僕の願いです。同時に米国民の願いだと…思いたいです。

「後悔しても始まらない」

フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(28歳)

戦争以外の方法考えるとなかなか思いつきません。この短絡さが世界をおかしくしているのでしょうか?しかし、ブッシュ大統領も苦肉の策だったわけで、後で何を言っても歴史が変わるわけではありません。大切なのは今を変えることではないでしょうか?。

「自分勝手」

iモードコンテンツ会社 斎藤 滋(26歳)

ブッシュが予想以上に暴走したとはいえ、泥沼化するのは目に見えていたはず。「やっちゃえやっちゃえ」で押してきて、事態が混沌とすると一転して反対。ちょっと自分勝手すぎる。こういう人たちだから、あの人が大統領なんだろうな、と思ってしまいます。

「人の心は移ろいゆくもの」
ソフトウェア開発会社 青木 泰子(31歳)
調査対象が1005人というのは少なすぎる気もしますが、統計学的にはどうなんでしょう。ともあれ、今頃「過半数に達した」というのは遅すぎる。ただ、状況に応じてコロコロと変わるのが世論というもの。主権移譲後の情勢次第でまた逆転するかもしれません。

 

ニュース関心度合計(/20)


高橋
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田中
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斉藤
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青木
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