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2004年7月7日号(毎週水曜更新)

ライブドア、近鉄買収会見

 インターネット大手のライブドア=本社東京都新宿区=の代表取締役社長兼最高経営責任者・堀江貴文氏(31)が30日、東京都内の東京証券取引所で記者会見し、オリックスとの合併で合意している近鉄の買収に乗り出すことを正式表明した。堀江社長は買収額を10億円から30億円まで用意、買収後の具体的な経営戦略も披露。12球団の2リーグ制堅持にも意欲を見せたが、巨人・渡辺恒雄オーナー(78)は同社の買収は不可能との見解を示した。
 東京証券取引所。プロ野球とはおよそ無縁の会見場に、200人を超える報道陣が集まった。黒のTシャツ姿でさっそうと現れた堀江社長の目つきは鋭かった。
 「売名行為は断じてない。買収は真剣に考えている。ベンチャー企業のノウハウが生かせるのではないか、国技野球を今まで以上に発展させることができるのではないかと思ってオファーを出す決心をしました」
 同席した取締役最高財務責任者の宮内亮治氏(36)が経緯を説明。ある証券会社から今年2月初め、近鉄球団買収の話を持ちかけられ、応じたが近鉄側はシーズン後に交渉する、と回答したという。ところが今月13日に近鉄とオリックスが球団合併を発表。そこでライブドア社は各方面に相談を持ちかけた上で、プロ野球選手会の関係者と接触。28日に選手会の顧問弁護士を通じて近鉄側に買収の意向を伝えたが、その後は交渉の進展がないまま、近鉄側は代理人を通じて断りの連絡をしてきたという。


[スポーツニッポン(7月1日)より引用]

【編集長の目】
買い手がないので合併と言う事だったのに、買い手が現れても売れないとはこれいかに?何か裏を感じてしまいますよね。近鉄・オリックスファンなら尚更納得いかないでしょう。ファン・選手・オーナーの三者にとって、すっきりした解決策はないのでしょうか。そして、それを求めてはいけないのでしょうか?


「スポーツマンシップで頼むよ」
システム開発会社 大石 誠(29歳)
売りたいはずだった側の「拒否」報道に我が目を疑いました。もう話はついてるんだから黙っててくれよ、と言われた気分。結局、リーグは球場では起こっていないって事なんだろう。オーナーの力を見せ付けられ、他にもいろんなモノを操作してそうで嫌気が差しました。

「近鉄には乗りたくない」

ポータルサイト 高橋 明彦(30歳)

よっぽど球団代表って偉いんですね。主役のファン、そして選手すらも完全無視の合併1リーグ盲進。あの「経営知らないバカは黙っとけ」態度って大事な御社の印象を最悪にしてる事に気が付きませんかね?凄い効果的な逆宣伝。皮肉な事です。

「年俸削減による経営努力を」

フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(28歳)

業界全体で、選手全員の年俸を見直して、もっと差を出すべき。最低年俸を200万円に引き下げ、社会人リーグを含めた三軍制に移行し、経営状況を改善すべき。12球団維持の路線を再確認したうえで、改めてライブドア社と協議してはどうかと思う。

「1リーグもありかな」
大学院生 服部 圭介(27歳)
ライブドアが新興企業でなく、社長がナベツネの知り合いで、Tシャツ姿でなかったら買収はOKだったのだろうか。なにか最初から「合併&1リーグ」で話が進んでいたように見える。1リーグで野球が面白くなるならそれでもいい。阪神対ダイエーたくさん見たいし。

 

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