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2004年7月28日号(毎週水曜更新)

自民党、参院も70歳定年に

 自民党内で07年の次期参院選に向け、選挙区候補に「70歳定年制」を導入すべきだとの声が強まっている。目標の51議席に届かず、敗北に終わった11日の参院選で、高齢の現職候補の落選が相次いだことの反省に立ったものだ。しかし、衆院小選挙区候補の定年が決まっていないうえ、参院側には「現職優先」の考えが根強く、党内調整は難航が予想される。
 今回の参院選の長崎選挙区では、76歳の自民現職が対立陣営から「6年後には82歳になる人だ」と盛んに指摘され、落選した。大分選挙区でも74歳の自民現職が落選。高齢批判の厳しさを痛感した自民党大分県連は、投票2カ月前の5月に候補者の差し替えを検討したほどだった。
 参院選後、党内では候補者選考の見直し議論が活発化。「やはり年齢で切るしかない。60歳以上の候補の場合、世論調査で支持の度合いを調べることを義務づけるべきだ」(若手議員)などの声が相次いでいる。党本部には都道府県連から「うちの議員は3年後には70歳を超える。若い新人に差し替えるため、党本部で方策を講じてほしい」といった要望が複数寄せられているという。
 現在、同党は衆院比例代表候補には73歳、参院比例代表候補には70歳の定年制を適用している。参院の選挙区候補も70歳定年とする案を軸に検討が進められる見通しだ。


[毎日新聞(7月25日)より引用]

【編集長の目】
70歳の方が議員としてきちんと活動できるかは千差万別でしょうが、定年を設けないと若い人材が議員になれないという事実はあります。そう考えると仕方ない事なのかもしれません。自民党としては若手=民主という構図も変えたいでしょうし。


「長老は相談役とか」
大学職員 石井 涼子(25歳)
年金改革の時びっくりしましたよ。深夜まで議論をしてるんだもの。あれを見て綿密で緊急な議論をしなければならない国会に、正直70代の体力がついてこれるのか心配に。ただ長老の意見も必要と思うので、決定権のない相談役のような役職を設けてはどうかな。

「80歳議員はちょっと・・・」

フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(28歳)

若ければいいとは思いませんが、解散のない参議院だけに、年齢の制限を設けるのは仕方のないことだと思います。いくらなんでも80歳を超えた政治家に議員を行わせたくないです。年配の方は参与など然るべき役割と思いますので、定年制に賛成です。

「選挙>政治」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)

選挙が政治の意義を超えてしまっています。選挙に勝たなければ政治ができないというのはある意味事実だが、年齢で選挙に負けない政治家を輩出する努力をしてほしい。それだけの政治家を生み出せないことを年齢や有権者のせいにしているのではないだろうか。

「必要な『制度』?」
大学院生 服部 圭介(27歳)
若い私には70歳の能力について全くわからない。だから「年齢で判断すべきでない」やら「若い方が優秀だ」やらと言えない。ただ,高齢の方が議員をできるできないはその土地土地の有権者が判断すればいいことで,「制度」として導入する必要はないと思います。

 

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