福井豪雨に2億円くじ |
「福井豪雨」の被災地に24日、突然、届いた2億円の宝くじ当選券の寄贈のニュースに、被災者や福井県の関係者は驚き、そして、喜んだ。
「匿名の方から1等2億円の宝くじを頂いた。直接、お会いしてお礼したいが、本人を確認できないので、この場で感謝を伝えたい」。午後5時から県庁で記者会見した西川一誠知事が切り出すと、報道陣から「えっ」という声が漏れた。
手紙を開封した今冨広子・県総務部企画幹は「驚いたが、文面が誠実で温かく、年配の方が書くような落ち着いたボールペンの字だったので、すぐに内容を信じることができた」と話した。
足羽(あすわ)川の堤防決壊で自宅が床上浸水した福井市春日、学習塾経営加藤ゆりさん(50)はこの日、塾を再開したばかり。「こんな奇特な人がいるなんて。気持ちをくみ取り、意味のある使い方を」と笑顔を見せた。福井市の乳製品卸売業藤井義隆さん(60)は「思いも寄らない善意に感激した。こうした行為には勇気づけられる」と感慨深げに語った。
こうしたお見舞いは、1992年に「福祉関係に」とドリームジャンボの2等1000万円の当たりくじが読売新聞社に郵送された例があるが、2億円という高額の当たりくじによる“災害見舞い”は極めて異例という。
[読売新聞(7月24日)より引用]
【編集長の目】
ただお金が余っている人だったのかもしれませんが、こういう善意に触れるとなんだか嬉しくなりますよね。善意に大小はないと思うんですが、なかなか寄付できませんよ二億円は。少なくとも、人間以外の動物ではできない行動ではないでしょうか。
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「往復バス」 |
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大学職員 石井 涼子(25歳)
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全壊が69件もあるというのだから、2億円じゃ1軒あたりの配分は少額になっちゃうなあ。今、福井に必要なのは人手だと思うので、たとえばどうでしょう。2億円使って福井往復バスを毎日走らせるの。現地への交通手段を心配している人には少し身近になるかと。
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「地道に活動している方も」 |
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フリー調査業(弁護士補助) 田中
教之(28歳)
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阪神大震災から、自然災害後のボランティア活動は盛んですよね。今回もこの寄付だけではなく、マスコミに発表されなくても、地道頑張っている方も多くいらっしゃると思います。そのひとのことも報道してほしいと思います。ボランティアの方、お疲れ様です!
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「牛丼69万杯の善意」 |
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葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)
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人の善意には限界があると思うのだが、一体どんな境遇の方なのでしょうね。この方はこれまでの生活がどうであれ、閻魔大王がなんでも許してくれる気がします。僕の善意などせいぜい後輩に牛丼を奢るくらい。2億に換算すると689656杯分です。
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「使い方に知恵を」 |
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大学院生 服部 圭介(27歳)
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被害に遭った方々の間で「この2億円の配分」を巡って衝突が起るなどして,この心温かい匿名の寄付人の思いを台無しにしないように行政側は知恵を絞って使い方を考えてほしいと思います。それにしても2億円寄付ですかぁ…。2円置くわけじゃな……(略)。 |
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ニュース関心度合計(/20) |
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田中★★★★★
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服部★★★★★
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