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2005年4月13日号(毎週水曜更新)

ローマ法王死去

 冷戦終結に貢献し、今月2日に84歳の生涯を閉じたローマ法王ヨハネ・パウロ2世の葬儀が8日、バチカン市国内のサンピエトロ広場で行われた。
 葬儀には、米国からブッシュ現大統領と父親のブッシュ元大統領、クリントン前大統領と3代の大統領が歴代大統領として初めて参加したほか、ブレア英首相、シュレーダー独首相、アサド・シリア大統領、ハタミ・イラン大統領、アナン国連事務総長ら世界の要人約200人が出席。約30万人の一般信徒も参列する史上最大規模の葬儀となった。広場に入れなかった信徒ら一般市民も含めると約200万人が葬儀に詰めかけた。
 また、他宗教との対話を推進したヨハネ・パウロ2世だけに、カトリック教会の高位聖職者だけでなく、東方正教会などキリスト教他派やユダヤ教など他宗教の指導者らも参加した。
 一方、警備を担当するイタリア当局は、テロ警戒のため、バチカン市国を中心に約1万5000人の警官を動員、厳戒態勢をとった。
 葬儀は、遺体を納めた糸杉の棺を祭壇の前に安置して始まった。約2時間半にわたる葬儀ミサの後、棺は、サンピエトロ寺院内の歴代法王のうち100人以上が眠る地下墓地に運ばれ、埋葬された。   

[読売新聞(4月8日)より引用]


「史上最大規模葬儀 」
ポータルサイト勤務 高橋 明彦(30歳)
日本と世界でこれほど認識の違うニュースも珍しいかも。僕も多くの日本人のように無宗教(雑宗教?)で…ココロの拠り所としての「宗教」をちょっと羨ましくも思います。特に中絶や運命、死など…答えをもつ事で救われる人もいますからね。

「争いはまだ続く」
派遣社員 前田 智美(25歳)
「異なる宗教との対話」を促進し、平和を求めて世界中を飛び回ったヨハネ・パウロ2世の死は、まだまだ争いの絶えないこの時代に手痛い打撃です。多くの争いの原因が宗教上の対立である故に、法王の遺志を無駄にはできません。

「すごく偉大だ」

大学職員 石井 涼子(25歳)

この人すごい経歴。博士号2つももってて語学堪能でわりとかっこよくて。戦争、貧しさも経験し、舞台俳優や脚本家で芸術的センスもあるのかな?波乱万丈っぷりが小市民の心を惹きつけますね。偉大だったんだなあ。中絶反対の頑固親父としか思ってなかった。

「おぼろげな距離感」

サッカー新聞勤務 斎藤 滋(27歳)

法王死去に関する報道の全体的なタッチや、各地のリアクションを見て、昭和天皇崩御の時のことを思い出した。腫れ物に触るようなものいい、本気で悲しんでいる参列者の人々。なんとなく、カトリックとそれを取り巻く社会との距離感がつかめた気がした。

 

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