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2005年4月13日号(毎週水曜更新)

吉野家、24年ぶりの赤字

 吉野家ディー・アンド・シーが8日発表した2005年2月期連結決算は、売上高が前期比16・4%減の1179億円、純損失が7億円となった。通期の赤字は会社更生法の適用を申請した1980年11月期以来、約24年ぶり。90年の店頭公開以来では初の赤字決算となる。
 牛海綿状脳症(BSE)発生による米国産牛肉の輸入禁止で、看板メニューである牛丼の販売休止が長期化したのが響いた。豚丼などの代替メニューを積極的に投入したが来店客数は思うように伸びず、収益が低迷した。
 同社が牛丼販売の停止に追い込まれたのは昨年2月。記者会見した安部修仁社長は「牛丼不在」の前期決算について「従業員はこの状況下でよくやった。結果として赤字決算になったのは経営の責任」と述べた。
 05年2月期の吉野家の来店客数(既存店)は前期比32・6%減。このため、連結経常損益も11億円の赤字に陥った。  

[共同通信(4月8日)より引用]


「モー大変」
ポータルサイト勤務 高橋 明彦(30歳)
想像するに…保守的な「吉野家万歳」層(週5回通うようなコアな人々)が、他を考えるスキを作ったのが敗因かと。一度逃げた客は簡単に戻ってこないのが商売のお約束。豚丼の叩き売りをしてでもコア客を逃がさないようにするのが得策だったかもね。

「変わらなきゃ」
派遣社員 前田 智美(25歳)
牛丼屋が牛丼を出さなくなったら赤字になった。当たり前と言えば当たり前です。「吉牛ブランド」を守るためアメリカ産牛肉にこだわり続けることに、どれほどの価値があるのか。切ないけれど、現実は厳しい・・・。

「今が株買い時かも」

大学職員 石井 涼子(25歳)

吉野家が英雄に見える。長引く規制の中で赤字でもまだこだわり続けるなんて。普段牛丼なんか食べない私でも賞賛とともに買ってあげたくなる。国内で不調な分、海外店舗の拡大に勤しんでるみたいだが海外でもブレイク?米肉解禁になったら国内も大ブレイク?

「まさに経営の責任」

サッカー新聞勤務 斎藤 滋(27歳)

以前にも書きましたが、1商品に特化するのは、ビジネス的には、脆弱すぎます。そんななかで、他社が豪州産などに切り替え復活させるなか、品質を重視しアメリカ産にこだわりつづける姿勢は、解禁後に爆発的に取り返すマーケティングなのかと期待してます。

 

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