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2005年6月1日号(毎週水曜更新)

旧日本兵生存情報?

 在フィリピン日本大使館は26日、フィリピン南部ミンダナオ島で旧日本兵と思われる80歳代の男性2人が大使館員との面会を求めてきたと明らかにした。大使館員が27日、同島ジェネラルサントス市内のホテルで2人と面会する。
 大使館関係者によると、面会要求の情報はミンダナオ島在住の別の日本人から大使館に提供された。2人は同市に近い山中に暮らし、日本兵だったことを示すものを所持しているという。2人の名前、元所属部隊に関する情報、第二次世界大戦の終戦を知らずに暮らしていたのかや、どのような状態で生活していたのか、などは不明だ。
 

[毎日新聞(5月26日)より引用]


「帰国、最後のチャンス
フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(28歳)
仲介人の証言が正しいのかどうかは問題ではなく、旧日本兵が生存していることは、これまで言われてきているので、これを機に、外務省・厚労省は反政府ゲリラに直接交渉して欲しいと思う。でも、今回の大使館の対応を見ていると期待できないかも。

「情報」
葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)
新しい情報が入る度に、存在の真偽が変わってしまう。我々がいかに情報に左右されているのかがわかります。報道から得る情報も絶対視できない。そんな伝言ゲームの一員たるレビュアーが、どんな情報を得、作り出し、ここに流すのか。そしてあなたは……

「真剣に対応したと思う」

大学職員 石井 涼子(25歳)

こういうことも大使館員の仕事なんだなと驚きました。日本にはこの手の専門部署があるのかと思っていたので。情報は曖昧だったかもしれませんが、それでも真剣に対応したように思えました。今後もどんな些細な情報でも動いて欲しいです。戦争の償いとして。

「「平和」を実感する触媒」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(30歳)

ガセネタだった…というのが一番しっくりきますね。TVで街の人が「信じられない」「嘘っぽい」みたいな感想の中、ある老人が「戦争はまだ終ってなかったんだ」という感想がすごく重く聞こえました。例えガセネタだとしても平和に思いを馳せるにはいい機会かと。

 

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