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2005年6月29日号(毎週水曜更新)

米国クレジットカード情報流出事件

 米国でのクレジットカード情報の流出事件で、個人情報の不正使用による国内カード会社の被害件数は21日までに合計で約320件、被害総額も約3700万円に達することが分かった。
 米マスターカード・インターナショナルの提携カードに加え、米ビザ・インターナショナルの提携カードと、日本で唯一の国際ブランドカードのジェーシービー(JCB)カードでも国内や海外での被害が確認されており、被害額はさらに増えると予想される。
 ビザ、マスターと提携している国内の主要なカード会社によると、流出した個人情報の不正使用による被害を確認したのは、三井住友カード、UFJカード、トヨタファイナンス、オーエムシー(OMC)カード、イオンクレジットサービス、大手スーパーのユニー傘下のUCS(愛知県)、三洋信販傘下のポケットカード、バンクカードサービスの8社だ。また、JCBでも流出した可能性のある個人情報は31件あり、未遂も含めて4件の不正使用が確認された。さらに調査を進めている。
 21日までの判明分では、最も被害額が大きいのは、UFJカードの約1000万円で、流出の可能性がある個人情報件数は3704件に上る。2番目はOMCの718・5万円で、流出の可能性のある個人情報件数は約2100件に達した。3番目は、イオンクレジットの約650万円で、流出可能性がある個人情報件数も約2000件に達した。
 一方、国内のビザ、マスターカードの提携カードで、少なくとも4万人分以上の個人情報が流出した可能性のあることが、22日未明までの経済産業省のまとめで分かった。  
 

[読売新聞(6月22日)より引用]


被害総額1×万円」
サッカー新聞勤務 斎藤 滋(27歳)
今月の請求書が届く。驚愕の明細。そこにこのニュース。そうか!これはカードの不正使用だ!!新選組DVD後編、気になった本を買ったAmazon、CDをまとめて衝動買いしたタワレコ新宿店、頑張って買ったジャケットのあの店…、アレ?被害はどれだ??

「危険の扱い方」
葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)
情報を利用した生活がますます進んでいく中、情報を堰き止めることって不可能に思う。便利さと引換に危険を手にしている訳で、その危険をどう扱うかというのが重要ですね。情報の流出量と損害額の割合に注目し、目を光らせていけばいいのでは。

「騒ぐ人、騒がぬ人」

大学教員 服部 圭介(28歳)

重大なことなのに比較的騒ぎが少ないのは「被害はカード会社が補償してくれる」と皆知っているから。しかし我々が騒ぐはずであったその分の騒ぎはカード会社社員に転嫁され、いずれはカードの会費やキャッシング利率に跳ね返るのですが。

「起きるか?情報パニック」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(30歳)

やはり「データ」でなんでも処理する社会って怖いな…。ただ、朝起きたら巨大な借金!というのもありえる話という事は…考えると逆も有りですよね?そう考えると夢があるかも。例えば…間違えて1億の銀行振込み!引き落とし成功!みたいな(笑)

 

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