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2005年7月6日号(毎週水曜更新)

無職の若者「焦っていない」4割超

 内閣府は30日、「青少年の社会的自立に関する意識調査」の結果を発表した。無職の青少年の4割超が「焦っていない」とする一方、7割近くは親の「働いた方が良い」という厳しい視線を感じていることがわかった。
 調査は1、2月、15〜29歳の青少年とその親7500人ずつを対象に実施した。回答率は54・5%。
 青少年では、回答者の4・0%(162人)が無職だった。このうち、41・4%は「求職活動中」だったが、「ニート」と見られる「特に何もしていない」人も18・5%いた。
 無職の人のうち、働いた経験のある人に離職理由を聞いたところ、「仕事が合わない、つまらない」が27・4%、「人間関係が良くない」が21・2%だった。
 無職の状態を「焦っている」人は54・3%だったが、「焦っていない」も42・0%いた。69・8%が「親から働いた方が良いと思われている」と答えた。
 内閣府は調査結果に合わせ、若者の自立支援策をまとめた報告書を公表した。〈1〉若者や親の相談窓口「ユースサポートセンター」設置〈2〉関係支援機関のネットワーク化〈3〉若者を継続支援するユースアドバイザーの養成――などを掲げている。
 

[読売新聞(6月30日)より引用]


きっかけは・・・」
フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(29歳)
私も完全無職のときがありましたが、結局親とか世間体とかで、働かないといけないなぁと思い、動きました。動くと、社会から反応があるわけで、その中で働きたい!と思うようになりました。きっかけをどう提供するか?が重要だと思います。

「焦るべきところ」
派遣社員 前田 智美(25歳)
何事も焦るとろくなことがない、とは言うものの、あまりにも危機感がなさすぎるのは問題外だろう。と思いきや、そんな問題外な若者たちがこんなにもたくさん・・・。ただでさえ少子高齢化で生産能力のある世代が減ってきているのに、かなりやばくない??

「仕事やめられない病」

大学職員 石井 涼子(25歳)

私はお金が入ってくる生活が止められない。汗水垂らして得た給料で得る美食、美酒、素敵な服、宝飾品。これはもう何ものにも変えられません。だからニートなんかやってられないよ!と思うと同時に、一生働いてて結婚しないんじゃ…という自虐の念が我襲う。

「ほっといて良い?」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

しかし、「働かざるもの(ニート)」って本当に悪か?と。誰かに何か迷惑をかけてる訳じゃないし、まるで病気みたいな扱いのマスコミとかちょっと違うかと。マクロ的に見れば悪ですが…俺らもそんなに聖人君子じゃないし(笑)お節介はホドホドにって感じますね。

 

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