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2005年8月3日号(毎週水曜更新)

IRA、武装闘争を放棄

 北アイルランドのカトリック系過激組織アイルランド共和軍(IRA)は28日、声明を出し、武装闘争放棄を宣言した。同日午後をもってすべての軍事作戦を中止し、平和的手段によって「アイルランド統一」を目指すとしている。これにより、1960年代から90年代にかけての紛争で死者3000人以上を出した北アイルランド情勢は和平実現に向け、大きな転機を迎えた。
 IRAは声明で、すべての武器の放棄を部隊に命じたことを明らかにし、武装解除の検証も受け入れ、できるだけ早期に検証を終わらせるよう協力する方針も示した。また、IRAの全メンバーに対し、統一アイルランドの実現や英国の統治終了という目的を達成するため、「専ら平和的手段を通じた政治的・民主的な計画の進展」に協力するよう求めた。
 

[時事通信(7月29日)より引用]


「世界共通の問題」
フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(29歳)
初めて、北アイルランドの問題について考えてみましたが、なかなか軽くコメントできるような問題ではないと感じました。民族と統治の問題は、これからも続いていくことでしょう。武装解除の決断は素晴らしいことで、ここに問題解決のヒントがあるのかもしれません。

「政治的カード」
葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)
自治政府が度々中断したり復活したりを繰り返す原因がIRAの武装解除にあった訳だが、これだけ紆余曲折して、声明ひとつで劇的に変化するなんて短絡的な気もする。武装解除が既に議会を動かすネタになってしまっているのだと悟ったのかもしれませんね。

「社会科の知識が変わる」

大学職員 石井 涼子(26歳)

北アイルランドといえば、小・中学校の頃、行ってはいけない国として社会科で習い、香港の九龍城と同じくらい怖い所と思っていましたが、最近ダブリンに留学した人が、北アイルに旅行に行き、その安全さに驚きました。ひとつの時代が終わった気がします。

「新たな「平和」を産む勇気」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

世界有数の過激派IRAが…びっくりです。譲れないモノ・長い戦いの歴史があるにも関わらず、このような判断を下せた人々に「平和」への希望を見ます。戦争は繰り返されてるけど同時に「平和」も繰り返されている。アイルランドの平和も長く続くことを祈ります。

 

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