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2005年10月19日号(毎週水曜更新)

郵政民営化関連法が成立

 小泉首相が改革の本丸と位置づける郵政民営化関連6法が14日午後の参院本会議で自民、公明の与党の賛成多数で可決、成立した。
 通常国会で同法案に反対・棄権した自民党議員の大半が賛成に回り、通常国会では17票差で否決されたが、今国会では34票差での可決となった。
 郵政民営化は、金融、物流などに大きな影響を与えそうだ。政局の焦点は今後、特別国会閉幕後の11月2日に予定している内閣改造・自民党役員人事に移る。
 参院本会議の採決は記名投票で行われ、自民、公明両党が賛成、民主、共産、社民、国民新党、新党日本などが反対した。通常国会では自民党から反対・棄権などの造反が30人に上ったが、今回、自民党の造反組のうち、亀井郁夫氏が棄権した以外は、全員が賛成に回った。
 参院事務局によれば、いったん否決された政府提出法案が、事実上、同じ内容で再提出され、修正もないまま成立した例は初めてだという。
 6法は今月中に公布され、政府は2006年4月に郵政民営化委員会を設置する。国営の日本郵政公社は2007年10月に解散し、郵便、郵便貯金、簡易保険の郵政3事業は民営化した4事業会社に分割して引き継がれる。
 07年10月の民営化開始時から、郵政民営化委は3年ごとに郵政民営化の進ちょく状況を監視して、郵政民営化推進本部長(首相)に意見を述べる。日本郵政会社は17年9月末までに郵貯銀行、保険会社の金融2社の全株式を処分し、完全民営化を実現する。  
 

[読売新聞(10月15日)より引用]


「初志貫徹徹底抗戦馬耳東風」
サッカー新聞社勤務 斎藤 滋(27歳)
造反組は衆院選の結果で判断が変わった、と。彼らなりの政治判断なのでしょうが…。有権者にも党にももう信用されないでしょうね。一回決めたらただひたすら固執する。正誤ではなく、貫くことこそ正義であり、勝利。それを体現して総理になった人がいます。

「金融界にひと波乱か」
大学職員 石井 涼子(26歳)
ただいま「重役秘書リナ」というマンガで、銀行の資産運用の駆け引きを学び中。地方ではまだまだ郵貯が優勢だが、東京で働く私の周りに郵貯をメインバンクにしている人はまずいない。郵貯の関係者も民間のトップ経営者並に、気を引き締めていかないと。

「中途半端はダメ」

フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(29歳)

衆議院選挙中に反対を主張した議員の多くが賛成に変わりました。本当に難しい判断をされたのでしょう。しかし、すんなり自民党に戻ることはできず、しかも、選挙区の民意が尊重されなかった。非常に中途半端な形になったことは自明です。逆に平沼議員に好感を持ちました。

「次、次!」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

やけにアッサリ成立した印象…造反組も全員賛成=完全敗北。それでいいのか?と思うが、個人的には郵政茶番劇は早く終わりにして、年金・超借金の財政をなんとかして欲しいと。靖国どころじゃない気がするのですが…心配。残り1年、花咲かせてくれっ小泉さんっ

 

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