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2005年12月14日号(毎週水曜更新)

日系人「定住者」の資格審査厳格に

 広島市の小1女児殺害事件で、逮捕されたペルー国籍のホセマヌエル・トレス・ヤケ容疑者(33)が偽名を使い、日系3世の「定住者」として在留資格を取得していた問題で、法務省は9日、定住者ビザを発給するかどうかの審査で、申請者が居住する国の政府が発行した「犯歴証明書」の提出を求めるなど、厳格化することを決めた。
 同省によると、審査の現場では、申請者が本当に日系人かどうかは書類による形式的な確認にとどまり、申請時に提出された旅券や出生証明書などが正規の手続きを踏んで出されたものなら、チェックは不可能だった。
 このため、同省告示に「素行善良であること」と付け加える改正を行い、犯歴の有無に関する証明書の提出を義務づける。入管法では、「過去に1年以上の懲役または禁固刑に処せられた者」については、日本国内への上陸を法相が拒否できるが、基準に該当しない過去の犯罪についても、個別に判断する。
 また、広島の事件では、トレス・ヤケ容疑者が必要書類一式を購入し、別人になりすまして審査をパスしたとみられるため、同省では在外公館など申請窓口でのヒアリングも徹底する。
 

[読売新聞(12月9日)より引用]


「お願いしますよ」
サッカー新聞社勤務 斎藤 滋(27歳)
普通に考えれば、かなり「素行不良」。今回の事件の原因が入国審査側にあったとは思いませんが、まぁこういう人の入国を防いでほしいのも本音。しかも、偽造書類で普通に審査が通るとは、何のために対面で行ってるのか考えてしまう。頼むよ、法務省!

「なぜ定住者ビザだけ」
大学職員 石井 涼子(26歳)
大学生が殺害―誰が犯罪者に変わるかわからないこの時代、留学ビザ、就労ビザ、配偶者ビザ等も同様に審査を厳しくすべきだと思う。まじめに学生や労働者を受け入れている機関にとっては大迷惑な話だけど。入り口で厳しく。徹底した日本の姿勢を築きたい。

「バランスをとってほしい」

フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(29歳)

資格審査は厳格にして欲しいが、入国管理局の職員を倍増して、スピードをあげてほしい。外国人は犯罪を犯すからイヤ、という風潮になって欲しくない。優秀な外国人はどんどん日本で活躍して欲しいし。適正を保つためにも、職員の数を増やしてほしい。

「効果的な「対策」を」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

1つの事件で急に厳しくする…よくあるパターン。今まで「穴」があった反省なのか?それとも外務省の「対応しましたポーズ」なのか。。せめて前者であればと思いますが、こういう対策で困るのって、普通の人なんだよな。本当の悪人は、どうやったって入ってくるしね。

 

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